バイオハザード夢小説2(短編集) (ページ37)

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それは最高の1（バ/レオン) ページ37

『ピアーズ、今何体目？』
『んー？多分20くらいじゃないか？』
『あ、負けた。今ので19体目だぁ』

BSAAの手伝いでとある街に来ていたのだが、偶然にもレオンと遭遇した
目的地が同じなため、建物の中にレオンとクリス、だいぶ離れた場所から僕とピアーズで援護をする手はずになっていた
レオンの目的は拉致された要人の救出、僕らは拉致した組織の解体とウイルスの回収、拉致被害者がいればその救出だ
僕らの役目は建物から出てきた2人と人質を援護すること
要するに出てくるまでは暇
ということで、ピアーズと周りの敵を撃ちつつ数を競ったのだけど…残り一体を撃ったところで敵がいなくなってしまった

『暇だねぇ…』
『そうだな、隊長も出てこないし』

そんなことをぼやきながらスコープを覗くと、丁度出てきた
先頭にクリス、真ん中に拉致された人だろうか。背広の男性。そして最後にレオン

その瞬間、無線が入る

【ピアーズ！シオン！後ろの奴らの数を減らせ！】

『うしろ？…わーお…人気者だねぇ』
『あんなのにモテても嬉しくねぇな』
『あはは、たしかに！』

無線を受けてもう一度見ると、レオンの後ろから出てくる出てくるゾンビの群れが

『俺が後ろ見とくから、シオンは前頼むわ』
『ん、りょーかい。よろしく』

そうピアーズと言葉を交わしてお互い銃口を異なる方向に向けた

【お兄ちゃん？僕が道を開ける。止まらず進んで】
【了解した。頼んだぞ】
【俺たちの道、きっちり開けてくれよハニー？】
【そっちこそ遅れずに付いてきてよ、ダーリン？】
【お前らそういうのは他所でやれよそで！】

『怒られちゃった』
『いや当たり前だろ…』
『僕が言い出したんじゃないよー』

そんな会話をしている最中も引き金を引く指は止まらない

そして無事任務を完了させ、数日の休暇をもらった
それはレオンも同じようで、ひさびさにゆっくりと過ごせそうだ