バイオハザード夢小説2(短編集) (ページ4)

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それは密かな3(バ/レオン/裏) ページ4

地元の人オススメの店に行って、満足いくまでシーフードを食べて
ちょっと高いワインとおつまみを買ってホテルに来た
かなり豪華なホテルだ。しかもスイートルーム

案内されて部屋に入ると、それはもう
煌びやかな内装に大きなベッド
ジャグ付きのバスタブは素直に嬉しかった
レオンを待ってる間久々に長風呂しよう。映画でも見ながら

ホテルのボーイが出て行ったのを見送るとすぐにレオンに引き寄せられてキスをされる

『んっ…れお、ふっぁ……』
『はっ……シオン…』

お互いの舌を絡め合わせて、何度も角度を変える
身長差のせいで、僕の口から溢れた唾液が重力に従って首筋に伝う
やっと口が離れたと思ったら伝った唾液を舐めとる彼
思わず肩が跳ねた

『シオン…』
『ダメ…もうすぐ時間でしょ』

腰を撫でてきた腕をそっと掴むと、僕の肩口におでこを乗せてしょんぼりするから、思わず可愛いと思ってしまう

行きたくない…なんて珍しいことを呟いて、なかなか離してくれない
これは困ったものだ、と思っていたら扉をノックされた
どうやら迎えが来たようだ

『ほらレオン、来たよ？待たせると悪いでしょ。行って？』
『…あぁ……終わったら、すぐに戻るから』
『ん、待ってる。気を付けてね。行ってらっしゃい』

軽くキスをして送り出す
レオンが出て行った瞬間、何とも言えない感情がもやもやと膨れ上がる
今日と明日は僕のレオンのはずだったのにな…
大統領と言えど、取られるのはなんだかいい気がしない
そもそも電話で休みを許可したのはそっちじゃないか…！！

『とりあえずスッキリしよう…』

バスタブにお湯をはって、タブレットの用意をする
冷たいビールがあったはずだ
お風呂から上がったら飲もう

お風呂上がり
帰ってきてるかな、と微かな期待をしたけれど、部屋は無人
そりゃ映画一本分じゃあ帰ってこれないか…
冷蔵庫からビールを取り出して一気に煽る
あ、美味しいなこのビール

飲みかけのビールをベットサイドのテーブルに置いて、ボフンとダイブ
いいホテルって、このベッドの弾力がたまらない
長旅だったのもあって、思ってる以上に疲れてたみたいだ
いつのまにか眠っていた