Much〜ずっと〜 ページ27
「(人1)！！」
私は急いで、(人1)の病室に駆け込んだ。
「！？」
目の前には、目を見開いた(人1)の姿があった。
「なんでここにいるんですか？」
(人1)が私に言った。
「えと・・・」
お見舞いに来ただけで、気まずい空気が流れる。
でも私は、深呼吸をして言った。
「ごめんなさい。私、西野さんとのやり取りに夢中になって、(人1)の
話全然聞いてなかった」
「・・・・・・・・・」
「でも、私は(人1)が好きだよ」
「・・・・・・・・・」
「だから、やり直すチャンスをください！」
私は、(人1)に近づいて、頭を下げた。
案の定、(人1)はポカンとしている。
「え？」
無理はない。
「もう一度、チャンスをください」
私は真剣に言った。
(人1)は、何も答えてくれなかった。
やっぱり駄目なのかと、諦めかけたそのとき―・・・
「顔、上げて？」
「？」
私は言われた通り、顔を上げた。
その瞬間、私の唇に温かいものが触れた。
びっくりして、(人1)の方をみると、真っ赤っ赤だった。
これは・・・・・・・・・・・・もしかして？
「いいの？」
「・・・・・」
「やり直してもらえるの？」
「・・・・・・・・ん」
(人1)は枕に顔を埋めて、小さく頷いた。
私は、しばらく呆けていた。
そして突然我に返ると、(人1)をギュッと抱きしめた。
「Aさん！？」
(人1)は余計に真っ赤になっている。
「うれしくて、なんて言ったらいいのか分かんない」
これは事実だ。
「あの、抱きしめ返したいんだけど・・・・ごめんなさい。
もう両手動かなくて・・・」
その言葉に私はハッとして、(人1)の肩を掴んだ。
「！？」
「あのさ、私、(人1)がいなくなるまで、ずっと傍にいるから」
「え？」
「だから、ずっと一緒だからねってことっ！」
私は恥ずかしくなって、(人1)の胸に顔を埋めた。
「うん・・・」
(人1)は静かに、だけど少しうれしそうに、返事を返してくれた。
「ずっとだよ？」
(人1)は確認するように言って、私の頭に自分の頭を乗せた。
久しぶりに感じた温もりは、以前と全く変わらなくて、涙が出た。
そして、一生この人と一緒にいると、絶対離れないと、誓った。
「・・・うん・・・」
＜ずっと、傍に＞
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song(プロフ) - じゃ、英莉で。よろしくお願いします！ (2010年12月16日 15時) (
レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 英莉か、えりぐらいで♪ (2010年12月16日 14時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - ありがとうございます☆普通にsongでいいですよ。なんて呼べばいいでしょうか？ (2010年12月16日 13時) (レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 完結おめでとう！友希ありがとう♪なんて呼べばいい？ (2010年12月16日 11時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - そんなこと言われたら・・・死にます。グハァッ！ (2010年12月11日 15時) (レス) id: 63d06f753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sea | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/crossroad/
