End〜終わり〜 ページ23
それからというもの、私はお見舞いに抵抗を感じていた。
迷った末、行ってない。
(人1)とは、もう２，３ヶ月は会っていない気がする。
でも、逆に、西田さんとはよく会っている。
初めてお茶に誘われたときは、緊張したけど、なかなかいい人なのだ。
そして今も、西田さんとメールをしている。
「なんか、全部中途半端」
わたしの最近の悩みだ。
全部が中途半端なのだ。(人1)のことも、西田さんのことも。
「ん？」
そんなとき、メールがきた。
「誰からだ？」
受信BOXを開く。
「・・・(人1)」
突然のことだった。
内容は―・・・
久しぶりに外出許可がでたので会えないか
というものだった。
途端に鼓動が速くなる。これは緊張からだろう。
私は、とりあえず「いいよ。」と返して、準備をしてから家をでた。
待ち合わせ場所は、初デートの時と同じ場所だ。
「お待たせ・・・」
「あっ・・・」
私達は、３ヶ月ぶりに顔をあわせた。
(人1)も緊張しているのか、すぐに俯いてしまう。
「とりあえず、中に入ろう」
「うん」
私達はすぐ近くのカフェに入った。
「それで、なんかあったの？」
私は聞いてみた。
その言葉に(人1)はびっくりしたようで、「なんかあったのって・・・」
と小さな声でつぶやいた。
「(人1)？」
「あのっ」
(人1)が何かを決心したように口を開きかけた時、私の携帯が震えた。
「・・・ごめん」
「・・・・・・・・」
私は携帯を見て、西田さんからメールがきたんだと分かった。
その内容は、いつも通り、笑えるものだった。
クスクス笑いながら、返信する。
そして、私は西田さんのメールに夢中になってしまった。
(人1)がいるのをすっかり忘れて―・・・
「あの・・・」
「ん？」
「別れてください」
「・・・いいんじゃない？ 私も好きな人いるし」
私は、てきとうに返事を返した。
その内容を気にもせずに。
そして、
彼が涙を流していたことに、気づこうともしなかったのだ。
＜終わりはあっけなく＞
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song(プロフ) - じゃ、英莉で。よろしくお願いします！ (2010年12月16日 15時) (
レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 英莉か、えりぐらいで♪ (2010年12月16日 14時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - ありがとうございます☆普通にsongでいいですよ。なんて呼べばいいでしょうか？ (2010年12月16日 13時) (レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 完結おめでとう！友希ありがとう♪なんて呼べばいい？ (2010年12月16日 11時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - そんなこと言われたら・・・死にます。グハァッ！ (2010年12月11日 15時) (レス) id: 63d06f753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sea | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/crossroad/
