Trap〜罠〜 ページ17
「あっ」
(人1)が突然声をあげた。
それは、私達が迷ってから、２時間は経った頃だった。
もう空は真っ赤に染まっている。
「あの看板、俺達が入ってきた時見たよね？」
(人1)は数ｍ先を指差した。
そこには―・・・
[迷いの森・入るな危険]
と書かれていた。
「「・・・・・・・」」
迷いの森？
「迷いの森だったんだ・・・」
「らしいね・・・」
私達は心から安心した。
「よかった・・・出口見つかって・・・」
私はそう呟いた。
その声に(人1)もコクンと頷く。
「ごめんね。無駄に体力使わせて」
私はもう一度謝った。
すると(人1)は苦笑して言った。
「いいよ。ちょっと楽しかったし」
「え？ 楽しかった？」
私は今までのことを思い返してみた。
うん、ちょっと楽しかった―・・・かな？
そこんとこは微妙だ。
「帰ろっか。だいぶ暗くなってきたし」
(人1)は私の手を握りなおして、出口に向かって歩き出した。
「うん」
私も手をギュッと握ってついてゆく。
私は密かに、やり直しプランを考えながら。
こうして、私達の初デートは、幕を閉じた。
森の罠に気づかずに。
＜迷いの森には罠がある＞
After a little〜後少し〜→←番外編〜中学生のお悩み〜 後編
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song(プロフ) - じゃ、英莉で。よろしくお願いします！ (2010年12月16日 15時) (
レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 英莉か、えりぐらいで♪ (2010年12月16日 14時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - ありがとうございます☆普通にsongでいいですよ。なんて呼べばいいでしょうか？ (2010年12月16日 13時) (レス) id: c1ec668587 (このIDを非表示/違反報告)
英莉(プロフ) - 完結おめでとう！友希ありがとう♪なんて呼べばいい？ (2010年12月16日 11時) (レス) id: 3522842da4 (このIDを非表示/違反報告)
song(プロフ) - そんなこと言われたら・・・死にます。グハァッ！ (2010年12月11日 15時) (レス) id: 63d06f753e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sea | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/crossroad/
