検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:240,574 hit

side Ki 5 ページ8

「えぇ!!きたみつとがやさん?!」


運悪く、トイレで宮田と鉢合わせる


「なんて同じ個室から出てきたの?!」

「あー、あのだ、その、お互い我慢しててだな!」




とりあえずボロが出ないように俺(藤ヶ谷に見えてるんだろうけど)が取り繕う



「こんなに他にも個室空いてるのに?」

「あー、それはな、あの」

「我慢できなかったのって…アッチの欲のほうのことね?///」


「はぁ?!!!」



俺の姿をした藤ヶ谷が、俺の声で困惑の声を上げたのと同時に、

宮田はバタバタと立ち去ると

玉たちに教えてあげよ〜

と何故かルンルンで楽屋へ向かっていく




「先が思いやられる…」

「だな」









「あ〜お二人さん!撮影は機材が壊れちゃったりで、延期だって〜」


二人でトイレから戻ると、楽屋で待機していた玉がニコニコと近づいてきた


俺の姿のした藤ヶ谷の顔に耳を寄せると


「宮田から聞いたよ?我慢できなくてトイレの個室でいちゃつくなんて、流石藤北だね〜///でもみつったら、ガヤ狼に食われて足腰立たなくならないように気をつけてね?」


玉の過激発言に思わず頬が熱くなると同時に



「だ、誰が狼だ!」



と俺の中の藤ヶ谷が噛み付いた



「も〜みつが怒ることないでしょ?」


いつも通りに、俺の頭をぽんぽんすると
各自解散らしいから、またね〜

と、手をひらひらさせながら俺らの横を通り過ぎていった



「太輔、このあとなんかある??」



まだ熱い頬を感じながら呆然としていたら、横尾さんが俺(というか藤ヶ谷)にはなしかけてきた


「あ…今日は、、」


言い淀んでいると


「ゴメン!今日藤ヶ谷はこの後予定あるから、約束してたパンケーキは、また後日な!ごめん!!」

と俺の姿で俺の中の藤ヶ谷が助け舟を出した



「あ、もしかしてみっちゃんと先約あった?」


「あ、あぁ〜うん、まぁ」



歯切れの悪い返事を返すと


じゃあまた今度、と横尾さんは踵を返した


こちらを伺う俺の視線を盗み見ると
バッチリと視線があった



「やっぱりこの先思いやられる」


そんな目をしていた

side F 3→←side Ki 4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (248 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
543人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 藤北 , 藤ヶ谷太輔
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ピンクピーチ(プロフ) - あこさん» はじめまして、ありがとうございます!少しずつ素直になっていく二人に、今後もご期待ください^_^ (2019年3月4日 23時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ピンクピーチさまはじまして!素敵な作品で更新が待ち遠しいです!もどかしいふたりが少しずつ近づいていくのにドキドキしながら更新楽しみ待っています! (2019年3月4日 21時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年3月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。