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side Ki 21 ページ41

「やだ・・」



前を見ると 子供のように 駄々をこねる藤ヶ谷がいて

心が痛んだ


その瞬間 個室のドアが激しくノックされたのがわかった









「お前ら!本番中にバックレてんじゃねーよっ!!」



ドンドンっ!!



観念して、個室のドアを開けると

不機嫌をあらわにした玉森の姿



「あ・・今もど」


「はやくしろっ!!」








スタジオに戻ると
メンバーが


待ってたよ〜という顔で俺たちを見る







戻れない 君の熱を知ってしまったなら





「隣でインタビューいいですか?」

「玉森さんも あちらの部屋で・・」



立て続けに、メンバーが別仕事で呼ばれて

俺たちは楽屋に二人っきりにされた


「・・・」


先ほど 藤ヶ谷を拒んだくせに

やっぱり離せなくて




その手首をキュッとつかんだ


「こっち、来いよ・・」



上目づかいで、俺を見る

藤ヶ谷の目が・・
唇が、俺をとらえるから・・


ダメだという思いと裏腹に

唇を寄せた




頭の奥のほうで 鈍い痛みが走る
視界が揺れるような感覚に陥ったけれど




唇から感じる熱を 今はなしたくなくて
背中に回した腕に力をこめると


それにこたえるように

俺の首に両腕が絡みついて ぐっと引き寄せられた




このキスが 最後





それでも かまわない

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ピンクピーチ(プロフ) - あこさん» はじめまして、ありがとうございます!少しずつ素直になっていく二人に、今後もご期待ください^_^ (2019年3月4日 23時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ピンクピーチさまはじまして!素敵な作品で更新が待ち遠しいです!もどかしいふたりが少しずつ近づいていくのにドキドキしながら更新楽しみ待っています! (2019年3月4日 21時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年3月2日 17時

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