side Ki 19 ページ38
気づいたら 目の前の俺が泣いていた
俺の中で藤ヶ谷が泣いたんだ
一筋 頬を伝った雫が光って
俺はどうしようもない感情に駆られる
抱きしめて やりたいけれど
その身体を 抱き寄せてもいいのか 不安になった
藤ヶ谷と 何度かキスをした
でもそれも 俺の思い過ごしで
本当は深い意味がなかったらどうしようって
本気じゃないって言われるのが
冗談だよって 言われるのが
怖かったんだ
「抱きしめて?」
そういった 目の前の藤ヶ谷は
俺を窺うような 怯えたような目をしていて
捨てられた子犬のように 俺を見上げていた
その返事の変わりに
その背中に腕を回して
しっかりと抱き寄せる
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ピンクピーチ(プロフ) - あこさん» はじめまして、ありがとうございます!少しずつ素直になっていく二人に、今後もご期待ください^_^ (2019年3月4日 23時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ピンクピーチさまはじまして!素敵な作品で更新が待ち遠しいです!もどかしいふたりが少しずつ近づいていくのにドキドキしながら更新楽しみ待っています! (2019年3月4日 21時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年3月2日 17時