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side F 17 ページ34

合わさった、唇から感じる熱い吐息と

北山の少しだけ震えた声




それだけで、十分俺の理性を刺激する


「っ…!」


熱を帯びた唇を感じながら、おさまったはずの頭痛がまた俺を襲う

視界がグラッと揺れるような感覚に襲われて、思わず閉じていた目を開いた



少し離れた距離のせいで

真正面から見つめ合う形になってしまった俺達


「っ…////」


魔が差した、とか

そんな生半可な気持ちじゃないけれど…


きっとこれ以上進んだら…




離れた唇にそっと人差し指を添えて、その形をなぞる

熱っぽい視線で俺を見つめる北山が
俺の心の奥の柔らかい部分をダイレクトに刺激した


「これ以上は…ダメだよな」


自分を宥めるように、言い聞かせた

だって、このまま、これ以上知ってしまったら

俺だってやめられなくなる


言いくるめたり、無理やり、抱くことだってできるかもしれないけど

アイツと心を通わせるなら、
ちゃんと

俺の身体で感じたい


「…」


俺の次の言葉を待っていたはずの北山が、少しだけ俺の方を見た瞬間、


くちゅっ…



もう一度だけ、重なるだけのキスをされた


「…ごめんっ、欲しかった…」


でも、これ以上はしないから、ごめんな


そういって、抱きしめていた腕を、少しだけ緩めた


「…カッコイイな、お前」

思わず漏れた言葉に、

「あいにくお前の顔だからな」


と、笑ってみせたその顔は、俺のもののはずなのに、北山の笑顔を見てるようだった

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ピンクピーチ(プロフ) - あこさん» はじめまして、ありがとうございます!少しずつ素直になっていく二人に、今後もご期待ください^_^ (2019年3月4日 23時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ピンクピーチさまはじまして!素敵な作品で更新が待ち遠しいです!もどかしいふたりが少しずつ近づいていくのにドキドキしながら更新楽しみ待っています! (2019年3月4日 21時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年3月2日 17時

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