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side K 22 ページ39

そういって照れた様に 少しだけ顔を背けて 藤ヶ谷は笑った


その横顔がなんだか 懐かしくて愛おしかった



ずっと望んでいたこの距離で 今はこうやって見つめることができるなんて




「俺さ・・」





藤ヶ谷の顔を覗き込むようにして 目線を合わせる




「REAL ME、お前とふたりでやれて 本当に良かった。お前とだから、できたって思ってる。ありがとな」




「っ・・・」





目の前の藤ヶ谷が 一瞬驚いたように目を丸くして

次の瞬間 わかりやすいくらいに 耳まで真っ赤に染まった


その様子に 思わず口角が上がる




ステージ上であんなにギラギラ煽るように俺を見つめたかと思えば

昨晩のようにあんなに激しく情熱的に俺を抱き尽くして

そうかと思えば 純真な少女のような目で俺を揺さぶる




どんなお前も 全てありのままだから

そんなありのままのお前が




全て愛おしい






この曲の歌詞が 藤ヶ谷の気持ちだっていうなら


俺も同じ













いつだって you are my darling

あとがき(追記あり)→←side F 13



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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年2月19日 10時

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