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side K 21 ページ37

「ん・・・」





目覚めると 目に飛び込んできた きれいな鎖骨と穏やかな寝顔

胸に回された長い腕を見て、藤ヶ谷に抱きしめられながら眠っていたことに気づく







カーテンから差し込む光

気づけばこのソファで あのまま二人
眠ってしまったらしい





昨晩の行為を思い出して 思わず頬が染まるのを抑えられず それを隠すように顔をうずめると






「おはよ」






頭上から 低くて優しい声が降ってきた





「お・・はよ//」




「身体大丈夫?」




「なんか・・いろいろいてぇわ・・昨日までライブやってたから、身体がまだふわふわしてる」






体を起こそうとすると そのまま後ろからぎゅっと抱きしめられた





「昨日のライブの北山・・すげぇギラギラしてて、煽ってくるような感じ・・めっちゃよかった」






耳元で囁く声が 髪をかすめてくすぐったい






「藤ヶ谷も・・カッコよかったよ、お前とやれて・・すげー興奮した」



「あ、もしかしてステージ上で俺のことみて感じてた?」



「ばっバカ言え!そういう意味じゃねーよ!」



「昨日の夜もすごかったもんな〜俺の腕の中で、女みたいにアンアンないてて可愛かっ・・」




「おおおお前!ふ・・ふじがやだってなぁああ!!」




「んー気持ちよかったね、いっぱいイっちゃった」



「なっ・・・、朝から何言ってんだよ///!!!」









思わず振り返って、噛みつくように藤ヶ谷の顔を覗き込むと


急に真剣な眼差しで見つめ返される






「REAL MEね、聴けば聴くほど、なんだか俺たちみたいだなって思ったんだよね」




「・・え?」

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年2月19日 10時

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