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side Ki ページ4

「麻酔は時期に切れる、目が覚めたら帰れ。後は、ガーゼを定期的に変えて、これを飲め」



宣言通り、数時間後に姿を見せたその医者は、乱暴に袋に入ったガーゼと錠剤を渡してきた



「心配しなくても、ちゃんとした薬だ」



俺が、その袋をまじまじと見たせいか、男は鼻で笑うとそういった



「助かった・・ありがとう」



俺がそういうと、男は黙って俺のほうに近づいてきた


「で、いくら出す?」



男は低い声で、目を細めながらそう呟いた



「あ・・」



ふと、自分が、無一文で飛び出してきたことに気づく



「まさか、払えませんっていう気か?」


「待ってくれ!後で必ず!!」




俺がそういうと、男は指を二本たててきた



「2千万」


「・・は?」


「明日までに」


「は、ふざけんな!」


「払えない奴は、ここで診る価値はねぇ」


「っ・・」


男はそういうと、マスクを外して、くくっと不気味に笑って見せた
意外と端正なその顔が、逆に恐怖を駆り立てる




「まぁ、払えないっていうなら・・」



男はすっと俺のほうに腕を伸ばした



「例えばココ」


「っ・・」


ゆるりと腰を撫でられる
その手つきに、ぞわっと背筋が粟立った



「腎臓1つで、うちのルートを使えば、億は行く」


「なっ・・」


「それか、ここも」


「やめ、」



男は、俺の頬をゆるっと撫でる



「眼球一つなら、もっとだ」


「はな・・せ」


「まぁ、アンタのその面なら、臓器全部抜かれても、剥製にして慰み者にしたい色好みのクソ人間たちはいくらでもいるだろうなぁ…」


男はそう言って胸くそ悪くなるようなセリフを吐きながら、キレイに笑った




「アンタの身体、キレイに俺がさばいてやろうか?」


「ふ、ふざけんな!」


「じゃぁ、どうする?この男、殺してから行くか?」




顎で、藤ヶ谷のほうを刺した男は、冷たく嗤った



「やめろ・・頼むっ・・」


「じゃぁ、どうする・・・」

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ピンクピーチ(プロフ) - mi-chanさん» おめでとうございます!こちらこそ、今年もよろしくお願いします!今年は更新頻度を上げたいです(笑) (2021年1月13日 20時) (レス) id: dfadb19013 (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - あけましておめでとうございます!更新嬉しいです!今年もよろしくお願い致します。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 18d9607c4d (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 美鈴さん» お気遣い、ありがとうございます!!無理せず、自分のペースでやらせてもらいますが、皆様にお届けできるよう頑張りますね^_^ありがとうございます! (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - テイルさん» テイルさん、そんな超絶嬉しいお言葉をいただけたら、やる気MAXです(≧▽≦)なかなか更新できずにいて心苦しかったですが、またほそぼそ頑張ります!! (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - なななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!!まだ多忙な日々は続きそうですが、ここで更新して皆さんとお話できることを楽しみの一つにしながら、頑張ります(≧▽≦) (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年7月25日 23時

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