side Ki ページ20
黒く、熱をもって光る瞳が、まっすぐに俺をとらえて、あっという間に押し倒された
俺の知っている藤ヶ谷は、夜の闇よりも深く、だけど月光よりも儚くて、
艶やかな妖しい香りを纏って、闇を切り裂くように駆け抜ける奴だった
その、高揚するようなキモチは、出会った頃からずっと変わらないはずなのに
「ふ、じがや・・っ、」
「ゆっくり、スる・・から」
俺の上で、はぁッと熱い吐息を吐きながら、閉ざされた俺の中へと指を入れて、何かに耐えるようにキュッと唇を結んだ表情は、
今まで見たどんな藤ヶ谷のそれよりも色っぽくて、それだけで不覚にもカラダの中心が疼いた
「キモチぃ?」
「っ・・・ん、ちがっ・・」
「だって、北山のココ、もう溢れてる・・」
くちゅくちゅと、藤ヶ谷の吐き出した欲で濡れた指先が差し入れられ、俺の中で卑猥な音を奏でながら、俺自身の蜜と混ざりあっては、新しい音を紡いでいく
「ふじ・・がや、」
強請る様に、自分から藤ヶ谷の首に手を回すと、察したように藤ヶ谷がキスをくれる
絡み合う舌が、口内を食べられるように這う
「もう一本入れるよ・・」
「んっ・・」
グッと腹にかかる圧迫感
それに耐えるように藤ヶ谷の背中にきゅっと腕を回す
「んっ・・あぁ、」
「もう少し、」
藤ヶ谷が、ふわりと髪を撫でて、目じりにチュッとキスを落とす
そんな、愛おしむみたいなこと
「もう・・3本はいった・・」
「っ・・・言うなっ・・」
藤ヶ谷が、ぐっと内壁を押すようにして指を折り曲げる
「っ、バカ!」
「教えてよ、北山のナカ」
そういうと、藤ヶ谷が、ペロッと耳朶を舐めて、甘噛みしてきた
「ふ・・あぁ、」
「感じた?」
「っ・・おまえ、」
「ごめん、つい可愛くて」
藤ヶ谷は、フフっとキレイに笑いながらも、俺の唇に何度も吸い付いてくる
そのキスだけで、脳が溶けたようにふわふわとして何も考えられなくなってくる
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ピンクピーチ(プロフ) - mi-chanさん» おめでとうございます!こちらこそ、今年もよろしくお願いします!今年は更新頻度を上げたいです(笑) (2021年1月13日 20時) (レス) id: dfadb19013 (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - あけましておめでとうございます!更新嬉しいです!今年もよろしくお願い致します。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 18d9607c4d (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 美鈴さん» お気遣い、ありがとうございます!!無理せず、自分のペースでやらせてもらいますが、皆様にお届けできるよう頑張りますね^_^ありがとうございます! (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - テイルさん» テイルさん、そんな超絶嬉しいお言葉をいただけたら、やる気MAXです(≧▽≦)なかなか更新できずにいて心苦しかったですが、またほそぼそ頑張ります!! (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - なななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!!まだ多忙な日々は続きそうですが、ここで更新して皆さんとお話できることを楽しみの一つにしながら、頑張ります(≧▽≦) (2020年10月25日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年7月25日 23時