side Ki ページ2
「北山。アイスコーヒー飲む？って…あれ」
『ガヤ！！』『がやさーん』
「ニカ！千ちゃん！久しぶり」
俺の後ろから、藤ヶ谷がふわりと顔を近づけた
同時に香る、コーヒーの匂いと、甘い香り
俺は、その甘い香りの持ち主の、肌の温度さえ知っている
だって…そこは、俺だけの特等席だから
「おい、このポンコツコンビ、俺よりお前のほうがいいらしいから、久々に話ししてやれよ」
俺がそう言って、椅子から降りると、画面の向こうの末っ子たちが文句を言っているのが聞こえた
藤ヶ谷と場所を変わって、デスクの後ろのソファからパソコンを眺める
アイスコーヒー片手に藤ヶ谷の背中を見上げた
「二人とも久しぶりだね。荷物、ありがとう」
藤ヶ谷は、あんなうるさい末っ子たちにも、随分と優しい言葉を投げかけてやっているようだ
『そっちに送ったやつ、ガヤさんのために、新しく小型銃改良したから！！護身用に使って！！』
『ガヤー、ミツと二人で大丈夫？子守させられてないー？』
「おい二階堂、誰がガキだよ、このクソガキが」
随分と嬉しそうな顔しやがって
俺がパソコンに文句をつけても、藤ヶ谷は涼しい顔で、こっちの生活もだいぶ慣れてきたよ、なーんて紳士的に返してやがる
『ほら、二人とも。太輔とミツと話したいのはわかるけど、時間もあるから、仕事の本題！』
呆れながらアイスコーヒーを啜っていると、落ち着いた声が聞こえた
「あ！渉！」
「お、やっとまともな横尾さんに変わったか」
『二人とも、そっちはどうだ？』
黒縁メガネの横尾さんが、画面越しに涼しく笑った
『まぁ、いくら二人でもそう簡単に行くとは思ってないけどさ。焦りは禁物だし』
「悪いな。でも、絶対に横尾さんたちと合流できるように、俺達もやってやるよ。」
『お、頼もしいな、リーダー』
「ねぇ渉、そっちはどう?」
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ピンクピーチ(プロフ) - mi-chanさん» ありがとうございます！これからも、彼には活躍を見守っていて欲しいですよね。あと、ウチの作品中でも、見守っていただく予定です（笑） (2020年7月13日 7時) (
レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - 謎の初老男性の登場見事です！絶対絶命の状況だと思ったのに…こんな風にいつまでも空から見守っていて欲しいですね！ (2020年7月13日 1時) (レス) id: 18d9607c4d (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» 楽しみにしていただけて嬉しいです！予想を裏切ってハラハラからのスタートで二人をいきなり苦境に立たせてすみません（笑）後には、きちんとラブラブしていただくのでご安心下さい（笑） (2020年7月5日 9時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 続編更新待ってました！ありがとうございます！いきなりハラハラ展開続いてますね。まったりラブラブモードのスタートかと思ってました（笑）続き楽しみにしてます！ (2020年7月5日 8時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - nanacoさん» ありがとうございます！正体を明かす前から大倉くんに気づいていたとは、流石です^_^他の作品も読んでいただけているなんて、ありがたいです！！本作、これからもハラハラな展開が続きますので、お楽しみください！ (2020年7月3日 7時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンクピーチ
| 作成日時：2020年6月26日 20時
