side F ページ44
「病院・・?」
「あぁ、」
北山の声に、リストに表示された名前を検索した画面を向ける
「といっても、違法営業だな。隣の地区のスラム街の一角で、訳アリの患者相手に開業している闇医院だ」
「なんだよ、それ。臓器売買とか?麻薬か?!」
「わかんねーけど・・腕はいいらしい、その医者」
「あの爺さんとつながってんのか?」
「さぁ・・」
「一度、調べてみる価値はあるかもしれねーけど・・」
その闇医院へ調達されている物資は、医療物資なども含まれていたが、あまりにも額が大きい
「病院の規模から考えても、桁が並外れてデカい。何かあると読んで間違いないだろうな」
「そうか・・まぁ、医者もヤバい奴ってことは、あの関西弁野郎と同じで、幹部クラスかもな」
北山はそういうと、ソファの背もたれに仰向けになってふうっと息を吐いた
「北山・・まだ起きてるよね」
「ん?お前もう寝るの?夕飯食わねぇの?」
「ちょっと、疲れたかも・・」
「確かに、玉じゃねーけど、顔色悪いぞ?ちゃんと休めよ?俺の事はもう、いいからさ」
「うん・・北山もね」
北山に告げて、寝室へと足を向ける
1LDKの狭いアパート
つい最近はその中を動くこともままならなった北山が、最近は起き上がれるようになった
北山の回復が嬉しいと同時に、ここ最近、妙に疲労がたまる
別に無理をしているつもりはなかったけど
パジャマに袖を通しながら、ゆっくり息を吐く
やっぱり、心配でたまらなかったことは事実
どこか、キモチを張り詰め過ぎていたのかもしれない
早く寝て、しっかり休もう
そう思いながら目を伏せた
980人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピンクピーチ(プロフ) - mi-chanさん» ありがとうございます!これからも、彼には活躍を見守っていて欲しいですよね。あと、ウチの作品中でも、見守っていただく予定です(笑) (2020年7月13日 7時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - 謎の初老男性の登場見事です!絶対絶命の状況だと思ったのに…こんな風にいつまでも空から見守っていて欲しいですね! (2020年7月13日 1時) (レス) id: 18d9607c4d (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» 楽しみにしていただけて嬉しいです!予想を裏切ってハラハラからのスタートで二人をいきなり苦境に立たせてすみません(笑)後には、きちんとラブラブしていただくのでご安心下さい(笑) (2020年7月5日 9時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 続編更新待ってました!ありがとうございます!いきなりハラハラ展開続いてますね。まったりラブラブモードのスタートかと思ってました(笑)続き楽しみにしてます! (2020年7月5日 8時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - nanacoさん» ありがとうございます!正体を明かす前から大倉くんに気づいていたとは、流石です^_^他の作品も読んでいただけているなんて、ありがたいです!!本作、これからもハラハラな展開が続きますので、お楽しみください! (2020年7月3日 7時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年6月26日 20時