side F ページ37
「もう…お前、ズルイ」
「わっ、藤ヶ谷?!」
邪魔な毛布を剥ぎ取って、北山の体を直接包み込む
温かな素肌が、触れる
俺たち二人を隔てるものは、なにもない
その事実が、俺を満たしていく
「ね、ここなら、いいでしょ?」
「え、あ!おぃ、藤ヶ谷、バカッ!」
北山の腰をホールドして、太ももの付け根にキツく吸い付くと、先程よりも真っ赤な跡が、小さく咲いた
「ふ、じがやっ…ダメっだから!」
「はっ…んっ…」
貪るように、キスを繰り返しながら、北山の体中に口づける
その度に、真っ赤な跡が、北山のきれいな肌の上に咲いて、よく映えた
最初は恥ずかしそうに見を捩っていた北山も、キスに身を任せて、身体の力が抜けていく
「ここだけ、一足先に満開だな」
愛おしい彼の体の上に桜のごとく咲いた赤い跡を眺めながら、そう呟くと、その赤い跡以上に頬を赤く染めた北山がこちらを見上げていた
「お、お前、俺の体の上で花見すんなよなっ!」
「そう?俺は花より団子派だけど?」
「は…?」
「満開の跡眺めてても足りねーわ。やっぱり、食べないと」
「お、おい!藤ヶ谷だからちょっと…」
「北山のこと、食べちゃいたい」
そのまま、北山をベッドに組敷いて、少し強引に唇を塞ぐと、最初はジタバタしていた北山も、大人しく俺の背中に両腕を回してきた
意地っ張りだな、本当はお前だって、俺とこうしていたくせに
季節が巡っても、新しい季節が来ても…
ずっと二人でいれますように…
そんなことを思いながら、俺も北山に答えるように、その体を強く抱いた
明日は、晴れて気温もあがるらしい
それなら、このままお互いに裸のままでもう少し抱き合っていても、風邪は惹かないかな、
なんてことを考えながら、目の前の桜色の唇に吸い付いた
END
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ここまでお読み頂きありがとうございました!
夢の国から続いていた二人を、最後にいちゃいちゃさせたくて、思いつきで執筆しました!
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ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» お楽しみいただけて嬉しいです!同棲ネタ…イイデスネ(≧▽≦)どこかのお話で盛り込みたいなと思いました! (2020年3月12日 23時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 夢の国第3章ありがとうございます!ラブイチャ堪能させていただきましたvもう私の頭の中ではFさんが同棲を提案するシーンが流れております! (2020年3月12日 21時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 北山アマージョさん» お返事遅くなってしまいすみません。夢の国シリーズ好評で嬉しいです^^押されまくりみっくん、私の好物です♪できたら続きの続きも書いてみたいなぁと。 (2020年3月5日 22時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - 夢の国のお話の続き読みたいと思ってました!北山さん押されまくりで可愛すぎますね!! (2020年2月23日 23時) (レス) id: 1da5eb0478 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» puuさんありがとうございます!以前そうおっしゃっていただけて嬉しかったので、今回の短編集に組み込んでみました!続き、気にしてくださって嬉しいです^^またいづれ・・その後の二人がある、かも?! (2020年2月23日 12時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年2月11日 22時