side Ki ページ19
「そ、それって…どういう」
「んー?」
藤ヶ谷は、あたふたしている俺をよそに、俺の手の甲をスリスリと撫でてくる
「抱きたい」
「え…え、ええ?!は?!」
「北山のこと、好きだから、抱いてもいい?」
ショート寸前だった、俺の思考回路が、プツンと完全に寸断した音が聞こえた
相変わらずのイケメンは、そんな俺を見ても、涼やかに俺の顔を覗き込んでくる
「あ、そのっ…俺…」
「イヤ?」
「っ…」
嫌なんて、事
「いや、じゃない…けど…」
俺が、精一杯そうつぶやくと、藤ヶ谷は嬉しそうに俺の背中に手を回して、ふわっと体ごと抱きあげられた
そんな、女の子にするみたいなことが、自分がされていると思うと、恥ずかしくて、俺は精一杯藤ヶ谷の肩先に顔を埋めていた
ゆっくり進む、廊下
きしむ床と足音、藤ヶ谷がドアを開けた音がする
「っ…」
ふわっと、ベッドの上に、寝かされた瞬間、見上げれば藤ヶ谷の整った顔が、優しく俺を見下ろしていた
「ふ、じがや…」
「ねぇ俺、行きたいところと、見たい景色があんの」
ふっと俺の頬に触れた藤ヶ谷が、そういうと、とても優しく微笑んだ
「な、なに…?」
ドキドキする
藤ヶ谷が、かっこよくて、男の色を持つ目で、俺を見ることに、ドキドキが止まらない
「お、しえて…?」
たどたどしい言葉で、藤ヶ谷を見上げると、その切れ長の目が、ふっと笑った
「北山のナカに行ってみたいし…感じてる北山の顔がみたい」
「っ…!!!」
「それが、俺にとって最高の景色だと思うんだけど?」
そういった藤ヶ谷はゾクッとするほど艶やかで、色っぽく笑った
「たっぷり、愛させてね?」
そういって、俺の首筋に、舌を這わせた藤ヶ谷が、細長指先で器用に俺のシャツボタンを外していく
藤ヶ谷との、甘い夜は
夢の国なんて、目じゃないくらい
甘くて、官能的で、ドキドキする夜から
「さぁっ…イこっか」
夢のつづきは、やっぱりお前が見せてくれる
END
*********
エロガヤな藤ヶ谷さんとドキドキしちゃうみっくん
藤北でお送りしました
いかがでしたでしょうか?
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ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» お楽しみいただけて嬉しいです!同棲ネタ…イイデスネ(≧▽≦)どこかのお話で盛り込みたいなと思いました! (2020年3月12日 23時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 夢の国第3章ありがとうございます!ラブイチャ堪能させていただきましたvもう私の頭の中ではFさんが同棲を提案するシーンが流れております! (2020年3月12日 21時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 北山アマージョさん» お返事遅くなってしまいすみません。夢の国シリーズ好評で嬉しいです^^押されまくりみっくん、私の好物です♪できたら続きの続きも書いてみたいなぁと。 (2020年3月5日 22時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - 夢の国のお話の続き読みたいと思ってました!北山さん押されまくりで可愛すぎますね!! (2020年2月23日 23時) (レス) id: 1da5eb0478 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» puuさんありがとうございます!以前そうおっしゃっていただけて嬉しかったので、今回の短編集に組み込んでみました!続き、気にしてくださって嬉しいです^^またいづれ・・その後の二人がある、かも?! (2020年2月23日 12時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年2月11日 22時