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Ki 24 ページ24

『は・・あぁ・・』

右肩から、ジワリっと血が吹き出していくのがわかる


『へぇ・・完全に心臓を打ち抜いたはずなのに、よくよけたな。なかなかの反射神経だ』


痛む右肩を抑えながら、振りむいたソコにいたのは、体中に派手な刺青を入れた、柄の悪い男たち

暗いカーキ色に全身を包んで武装した彼ら
黒いマスクと、ゴツイ銃がこちらを向いて、明らかに俺だけを狙っていた




『くっ・・アンタら・・どう見ても警察じゃねぇな』

『・・あぁ』



SPっていう風でもない、そいつらの風貌

俺と同じ、こんな深夜にこんな場所にいる人物にひとつ、思い当たる事があるとすれば



『怪盗・・皇帝・・・か?』

『くくっ・・お見知りおきいただいて嬉しいな』



なかでも、ひときわガタイのいい男が俺に拳銃を構えながら、喉を鳴らした
シュミの悪い刺青のドクロが、こちらを向く

カチッと銃口が狙いを定めて俺を見た


『まさか…俺達の・・プログラムをハッキングしたのもお前らか』

『ご名答。さすが最強のハンター、Jokerのハッカーだ、乗っとるのに苦戦した分、ここへ来るのが遅れちまったが・・意外だな。
お前みてぇながガキがあのJokerのリーダーかよ』

『っ・・・』



頭数は・・ざっと9人か

そろいもそろって、悪そうな面してやがる
そして、全員拳銃つきかよ
しかも、結構性能のいいヤツだな、あの型は…

資金源は、奪ったお宝ってか・・




でも、しのご言ってられねぇ

俺は思い切り地面をけりつけると、目の前の男の右手をおもいきり蹴り上げて、拳銃を叩き落した


『武器を捨てろ!皇帝のリーダーの頭、吹き飛ばすぞ!!』


男の首をぐっと左手で締め上げて、床に沈めたソイツのこめかみに銃口を突き付けて怒鳴った

周りの男たちを威嚇するように睨み上げる



『俺が脱出する邪魔さえしなきゃ、この男に危害は加えない・・あとのお宝はくれてやるよ、だから、おとなしく』


俺がそういった瞬間だった




パンっ!!


俺の怒声の中で
途端に、響いた銃声と、左腕に抱えていた男の身体が、ずるりと俺の腕から抜けて、ガクッと地面に沈んだ

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設定タグ:キスマイ , 藤北 , 北藤   
作品ジャンル:タレント
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ピンクピーチ(プロフ) - keitaku125さん» チームワークと、藤北の甘酸っぱい恋模様と、どちらも楽しんでいただけるよう、続編も頑張りたいと思います^^ (2020年6月11日 17時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - まりぶさん» ありがとうございます!次のおはなしもどきどきはらはらでたのしんでいただけるように、構想熟考中です^^ (2020年6月11日 17時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
keitaku125(プロフ) - 続編見たいです!7人のチームワークも好きでしたが両思いなってからの藤北のコンビと信頼感が大好きでした。続編がどんな感じになるのか楽しみです! (2020年6月10日 21時) (レス) id: 533dfc9d96 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - みちゅどんさん» ストーリー柄ハラハラドキドキな展開が多いですが…次もそうなると思います(笑)続編も、楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2020年6月10日 19時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - nanacoさん» そう言っていただけて嬉しいです!!続編も、気に入っていただけるように頑張って執筆します^_^ (2020年6月10日 19時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年11月14日 16時

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