検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:131,663 hit

side F ページ24

冷蔵庫の扉を開けると、そこにとってあったはずのものが見当たらない


「あれ、俺のヨーグルトない…」

「あー、賞味期限明日までだったから食っといたぞ」

「なんで勝手に食うんだよっ!!」

「お前こそ、小食なくせに買い込むなよ!」

「北山の泥棒!!」

「また買えばいいだけだろー」


その口がなにを!!

俺が睨むと、すっかり俺を無視したヨーグルト窃盗犯は、せっかくのオフなのにつまんねぇと、今度はハート形のビーズクッションをぎゅっと押しつぶしていた
おい、形が崩れるっ!


「暇ならお前も家事しろよ」

「えー俺の家じゃねぇし」

「なんで俺がお前の靴下まで洗ってんだよっ」

「だって、藤ヶ谷ンちだし?」


上目遣いで見上げられても、俺の顔のそいつはちっとも可愛くない
俺がぎろりと睨むと、ソファから降りて、しぶしぶ洗濯物を畳みだした


その畳み方だと皺になるだろうが!

っていうか俺のシャツはいいから
自分の下着畳めよ


「なぁ、藤ヶ谷」


雑に畳まれたシャツを手渡しながらの上目遣い
そんな目したってなぁ!


「・・なんだよ。サウナは行かせねぇ」

「違う違う」

「じゃぁなんだよ」

「海好きだよね、藤ヶ谷」

「え・・あぁ、まぁ」



それを聞いた北山は、ぐっと前のめりになって俺の目の前に座った
キラキラした目で俺を見る


「海、行こ!」


「は?」


「デートしようぜ!!」


「はぁぁ??」

side F→←秘密のデート



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (273 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
763人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 藤北 , 北藤   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年10月29日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。