side F ページ6
「ね、きたやまっ…も、」
「んー?」
ニヤッと口角を上げた、北山の悪戯な笑みにドキドキする
なんか…へんな感じがして…
変に、なるっ…
何とかその体を押し返して、北山から抜け出した
「お前、なんなんだよっ!」
はだけたパジャマを脱ぎ捨て、北山の方に放ってやった
「お、なんだよー?照れた?」
バサッとかかったパジャマをよかして、北山は俺の方を見た
「藤ヶ谷ってさー」
「…」
黙っで北山を睨む
「感じやすいんだな」
その瞬間、ぷちっと切れた俺の我慢の糸
北山の方に、近くにあったビーズクッションを思い切り投げ飛ばした
「まだ怒ってんのかー、冗談通じねぇな」
「うるせぇ」
もぐもぐと、俺の作った朝食を頬張る北山は、俺の顔なのに、その頬袋に食べ物を詰め込む癖は変わっておらず、ハムみつが見える
「そんなことより、大丈夫なのかよ?」
「大丈夫だよ、触ってくるから、お前に調子狂わされただけだよっ」
「違うって、レギュラー収録」
「っ…」
俺一人、無駄にドキドキしてしまって、穴があったら入りたい
いやむしろ、目の前のこいつを埋めてやる
でも、それじゃ俺の体が…
「何七面相してんの?」
「お前のせいだろうがっ!!」
俺の日々は、前途多難だ
本当に、俺のくつろぎを返せっ!!!
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年10月29日 16時