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side Y ページ33

「ミツ、わかる?」

俺が声をかけると、ふっとはにかんだ様に笑って、ミツは力なく目を伏せた

「悪い・・」

「なにいってんの・・」

泣きそうな宮田の声



「ミツ・・お願い・・もう、もう無理して笑わないで・・」


裕太が、奥のソファの上で泣きじゃくった
その様子を見て、ミツが表情を緩めた



「ごめんな玉、俺は平気・・」

「バカッ!平気なわけないだろっ!!」


めずらしく、玉が叫んだ


「ミツ・・ミツ・・」

その姿を見て、ミツは、自分のことのように苦しそうに目を伏せた

「玉・・なんで泣くの?」

「ミツが・・ミツが泣かないから」

「っ・・」

その言葉が、刺さったようにミツはまた悲しそうな顔をした

「ねぇミツ・・」



俺が声をかけると、ミツの大きな瞳がふわっと揺れて俺を見上げた

もうその瞳に、悲しみを映さないでほしい



「会いに行こうよ」

「え」

「ミツの・・一番会いたい人・・」

「横尾さん、なにいって」

「お前たちは、離れちゃいけないよ」



ねぇだって、どんな時だって、

向かい合わせの時も、隣に居たときも、
背中合わせの時だって
お互いの存在を、しっかりと感じ合って生きてきたんだろう?

その二人が、こんな風にばらばらのままじゃ・・
俺達はいつまでも踏み出せない

俺達にできることは、ミツの心を開かせることじゃない

ミツが、心を開けるように

見守ってやることだけ

だから

「いこうよ、太輔のところ・・」

「横尾さん?」

「わったー?」

「っ・・・」

「ミツ・・ね・・・?ミツが、いろんなことを犠牲にしてまで守りたかった、太輔は、ちゃんと生きてるよ・・ミツのことを、待ってるんだよ・・」

俺が、そういうと、ミツが初めて

大粒の涙をこぼした



「あ・・俺・・おれ・・」

ミツの肩を抱くと、小刻みにその肩が震えていた

「藤ヶ谷に・・」

「うん」

「ふ・・ふじがや・・」

「そうだよ…太輔が、いるから…」

「俺…藤ヶ谷に・・会いたいっ・・・・」




あれから、ずっと押し込めてしまっていた、ミツの涙が、溢れた

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ピンクピーチ(プロフ) - あこさま!いつも温かいメッセージありがとうございます!励みにさせてもらってます!!もう少しで幸せな二人編に突入するので、もう少し頑張ります^_^ (11月15日 15時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - こんにちは!更新されるたびに泣きながら読んでます。みんなの心の傷が癒えてふたりがしあわせな時間を早く過ごせることを願ってます。ピンクピーチさまもしんどい部分の更新大変だと思いますががんばってください!応援しております^^! (11月15日 14時) (レス) id: c75777a11f (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - みってぃーさん» はじめまして^_^日課にしていただけて大変光栄です!そして、温かいお言葉!こちらこそ泣きながら読ませていただきます!!これからも、更新励みますので、良ければ読んでやってください★ (11月11日 18時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
みってぃー(プロフ) - いつも更新ありがとうございます!毎日更新されているか確認するのが日課になってます。そして、更新された話をここ最近泣きながら読んでいます。作者様の作品はどれも心に刺さるものばかりで尊敬しています。大変だと思いますが更新頑張ってくださいね。 (11月11日 17時) (レス) id: 4e432f1ab1 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - キスマイさん» ご愛読ありがとうございます!これからは、藤北以外のメンバーの心情も複雑に絡みながら展開していきます…また楽しんでいただけたら、嬉しいです^_^ (10月27日 10時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年10月23日 15時

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