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side Ki ページ11

久しぶりに訪れたマンション
懐かしいモニターの前に立つと、俺はちゅうちょせずにボタンを押した



「・・はい?」


「お疲れー!俺!開けて?」


「は?!みつ?なんで?!」


「いいから、早く開けて?」


「え?!ヤダよ!!」

「けちー・・あ、ヤバい!張られてる!!カメラ見えてる!ちょっと早く開けて!!」


「え、なに?!あーもう、わかったから!!」







ドアロックが解除されるのを確認して、口角を上げた




「ごめーん。見間違いで、張られてなかったみたーい!」




玄関ドアを開けて、不機嫌そうに出てきた二階堂の前で、わざとらしく笑顔を作ってみる



「俺、風呂も入ってきたし、靴下も新しいのに変えてきたから!」


「は?」


「おじゃましまーす!!」



状況を飲み込めていない、といった戸惑う表情の二階堂を置き去りにして、俺は勝手に部屋に上がり込んだ



「みつ、ちょっと待ってって!!」


「あ、ライブの資料?」





リビングのテーブルの上に散らばった資料に目をやると、そこには二階堂のあまりキレイとはいいがたい字で

ひらがな多めの書き込みがなされていた





「もう!仕事中なんだから帰ってよ!!」


「お前、つめてーなー、心配してきたのに」





センターテーブルの前に、腰を下ろした


二階堂は、傍若無人な俺のふるまいに観念したのか、乱暴に頭をかきながらキッチンのほうへ向かうと冷蔵庫を開けた




「あ、お構いなく!飲みもんとかいらねーって」


「みつのじゃないって!自分が飲むの!!粗茶すらださねーよっ!!」


「お、ニカにしては難しい言葉知ってるね〜」


「お前、マジムカつく・・・」



俺のほうを見て文句を言いながら、取り出したミネラルウォーターを一気飲みするニカ

資料に目を戻すと、俺の隣に、ポイっと投げられた未開封のミネラルウォーターが絨毯の上を転がってきた





「それあげるから、さっさと帰って」



「お、わりぃな」





かなり乱暴に出されたその飲み物に手を伸ばす





「ね、ニカ、ちょっとこっち」





ぽんぽんと、自身の隣を手でたたいた





「も〜なんなのっ!!」





苛立ちを隠せないニカが、しぶしぶ俺の隣に腰を下ろした







「お前さ・・最近なんかあった?

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ピンクピーチ(プロフ) - えみさん» ありがとうございます^_^まだ序章ですが、これからもドキドキハラハラしていただけるよう更新していくので、お楽しみくださいませ!! (2019年9月22日 11時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
えみ - ハラハラもあり恐怖感もあり、すっごく気になるお話ですね!!おもしろいです!!続き楽しみにしてます(*´∇`*)応援してます!!! (2019年9月22日 1時) (レス) id: 593c5b68c6 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 北山アマージョさん» ハラハラしながら、楽しんでいただけたら嬉しいです^_^以前から、お気にかけて下さりありがたいです!!これから、本編も盛り上がって行くので、引き続きよろしくお願いします^_^ (2019年9月20日 22時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - こんばんは!今までとは趣きの違うお話しハラハラします!怖いですが、楽しみにしてます!以前も何度もリクエストさせて頂いてたんですが、ニックネーム変えてしまったのですみません。 (2019年9月20日 21時) (レス) id: eca4a61663 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年9月12日 17時

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