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「玉、ごめんー・・って、え」
病室に入ると、明らかによどんだ空気
え、なんかあった?
目の前にはベッドの上で上体を起こしている玉と、それを黙って見つめるガヤさん
二人の視線は交わっているはずなのに・・どちらの目も笑ってはいなかった
え、この二人でこの空気って、なんか、変・・
「宮田・・ごめん、俺、帰るわ」
「え、ガヤさん??」
俺のほうを一瞥すると、すぐに視線を伏せて
足早に病室を出たガヤさんを振り返ると、玉が、俺の腕をつかんだ
「たま・・?」
「まだいて・・な、宮田・・」
「ん・・・?」
不安そうな色をした目を俺に向ける玉を、優しく見つめなおした
纏う、空気の重さを感じて覗き込む
「裕太・・?」
二人の時だけ呼ぶ、その名を口にする
優しく肩に手を添えた
「なぁ・・お前にしか。いわないっ・・」
「うん・・なぁに?」
優しく背中を擦ってやると、玉が、俺の肩にも身体をもたれてきた
「ガヤ・・・なんか隠してる・・一連の事・・」
「え・・ガヤさんが・・」
まさか
そう言おうとした言葉を、玉の言葉が遮ぎった
「俺が問い詰めたら・・明らかに動揺したっ・・」
「玉・・」
玉の切ない表情に、胸が締め付けられていくのを感じた
「ねぇ・・メンバーに・・こんなことっ・・俺・・おかしいのかな・・」
震える玉の声が、か細くて、俺は咄嗟に玉の背中を思いきり抱き締めた
「疑ってるわけじゃないけど・・」
「いいよ、裕太・・もういいから」
そんなわけないよ・・
その一言が、凍り付いたように言えなかった俺は
俺よりも長身のはずの、裕太の背中を、ぎゅっと抱きしめてあげることしか
できなかった
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ピンクピーチ(プロフ) - えみさん» ありがとうございます^_^まだ序章ですが、これからもドキドキハラハラしていただけるよう更新していくので、お楽しみくださいませ!! (2019年9月22日 11時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
えみ - ハラハラもあり恐怖感もあり、すっごく気になるお話ですね!!おもしろいです!!続き楽しみにしてます(*´∇`*)応援してます!!! (2019年9月22日 1時) (レス) id: 593c5b68c6 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 北山アマージョさん» ハラハラしながら、楽しんでいただけたら嬉しいです^_^以前から、お気にかけて下さりありがたいです!!これから、本編も盛り上がって行くので、引き続きよろしくお願いします^_^ (2019年9月20日 22時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - こんばんは!今までとは趣きの違うお話しハラハラします!怖いですが、楽しみにしてます!以前も何度もリクエストさせて頂いてたんですが、ニックネーム変えてしまったのですみません。 (2019年9月20日 21時) (レス) id: eca4a61663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年9月12日 17時