F 10 ページ15
俺の下で、トマトかというほど真っ赤に頬を染めた北山が、バカバカ連呼しながら、唇を尖らせていた
熱に侵されたせいか俺のせいか、まぁほぼ俺のせいだけど、一層赤みを指した頬が愛おしくて、その唇をまた撫でた
「別に…感染ってもいいよ?」
そうじゃなきゃ、わざわざここに戻ってきやしない
まぁ、社会人としては失格かもしんねーけど
「なぁ…お前のナカのその熱、俺にもよこせ」
そういって、火照った頬を両手で挟んでもう一度強引に口づけると、北山が俺の下で、んっと声を漏らした
「はぁ…ん…ふじがや…んっ…ん」
甘い吐息までも、貪るようにキスを繰り返す、鼻から抜けるような声で俺を呼ぶから、一度唇を離すと、北山がトロンとした目でこちらを見上げていた
その表情に煽られて、北山の手首をソファに縫い付けて、身体を組敷いた
「んっ…あっ…はあっ…」
唇から、瞼、首筋
俺の唇で北山の体の線をなぞる
どこも、おかしいくらいに熱い
「ひゃっ…あっ…」
くすぐったいのか、身体をよじる北山の僅かな抵抗を無視して、何度も口づけると、息を荒くした北山が、俺を熱を帯びた目で見つめる
「ふ、じがや…もっと…欲しい」
やめろよ、そんな目で見られたら、こっちが保たない
物欲し気な瞳と、どちらのモノかわからずに、唾液で濡れた唇がテラテラと艶めかしい
だから、少しだけイジメたくなる
好きな子は、虐めたくなるっていうだろ?
「あぁ…ポカリ?」
わざと、触れるか触れないかギリギリのところで唇を止めて、ふっと息を吹きかけた
ピクンと反応した北山の身体
「それとも、こっち?」
わざと、自身の唇に人差し指で触れて、挑発した
熱を帯びた大きな瞳が揺れて、俺の唇に北山が触れようと、顔を近づけてくる
「ん…こっち…欲し…」
「わかんねぇよ、ちゃんと言えよ」
わざと、顔を背けた
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ピンクピーチ(プロフ) - puuさん» ありがとうございます^_^またどこかで、二人の続きをかけたらいいなと思います!! (2019年10月14日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 完結?おめでとうございます!気に入ってる作品も続きを書いてほしい作品も夢の国キスですー!!私も夢の国に関しては、KさんほどじゃないけどKさん寄りの考え方なので共感しながら読んでました。すれ違っていた2人がやっと両思いになったのでぜひ!続きが読みたいです (2019年10月14日 20時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - ちさん» 投票ありがとうございました!そして早速のコメント嬉しいです(≧▽≦)皆様の反応を参考にさせていただき、もしかしたら続く…かも?(笑) (2019年10月12日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ち(プロフ) - 実は私が投票したものが素敵な短編に仕上がっていてとても感動です(涙)予想以上の仕上がりで普通に1つの作品として読みたくなりました(*^^*)本当にありがとうございます!これからも楽しみにしてます! (2019年10月12日 20時) (レス) id: 20a7b4a7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - たまももさん» ありがとうございます!!執筆します^^ (2019年9月2日 10時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年8月16日 14時