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電気の消えた部屋でも、感じる吐息
酔ったフリで、わざとコイツの耳元に顔をうずめた
その温もりが欲しくて、たまらずに額をこすりつけると、鼻先を掠めるのは、スイーツのように甘い香水の香り
もっと感じさせて?
「っ…」
何も言わずに触れる手と手が、暗闇の中で絡み合う
目を閉じて、合さる肌の温度を感じた
お前だって、わかってるんだろ?
本当は帰ろうと思えば、帰れるくせに
身体に巻きつけたはずの毛布は、邪魔と言わんばかりに乱暴に剥ぎ取られ、シャツを捲りあげるようにして、その手が俺の腹を伝っていく
「ん…あっ…」
堪らなくなって思わず吐息が漏れる
暗闇の中でも、その瞳を探して目を開けた
かすかに、合わさった視線
その視線がぶつかった瞬間、その色気に身体が熱くなって目を逸らしてしまう
その熱を確かめ合いたい
そう思いながら、また目を合わせた
なぁ、こんなくらいじゃ飲み足りないぜ
だから、この続きはお前で酔わせてよ
そう思っていると、余裕のない唇が俺の唇に重なって、苦しいくらいにキツく吸われていく
激しくなるキスに、奪われていく理性
もう、そんなもんはいらねぇか
アルコールの代わりに注がれたのは、お前の味
ねっとりと絡みつく蜜は、もしかしたら毒なのか
一度知ったら、もうやめられない
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ピンクピーチ(プロフ) - makoanjyuさん» ライブのCHUDOKUでも、Kさんがシーツごと覆いかぶさって女子たちを発狂させると、次はFさんも負けじとキス顔で色っぽく魅せる。そんなFKを見ていたら妄想炸裂致しましたwお互い、認めあっているくせに、素直になれない不器用な二人、最高です (2019年6月3日 9時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
makoanjyu(プロフ) - 新作短編ありがとうござます!お互いにお互いのコトを"CHUDOKU"と思ってるフタリ。どちらも相手から離れられない、離れたくない、その癖それを絶対相手に言わない。負けず嫌いで意地っ張りなところもFKらしくて…素敵な作品ですね♪(´ε` ) (2019年6月3日 7時) (レス) id: 0af91584b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年6月2日 16時