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「ったく…」


いつも言ってるだろ、俺の前以外でそんな姿見せるなって

他のオトコまで煽ったらどうすんだよ





なんとかベッドまでたどり着いたといったところだろうか

床に座り込みながら、ベッドの端にもたれかかったまま、小さな身体を上下させながら、短く唸るソイツ

赤く染まった頬と、伏せられた大きな瞳には、睫毛がキレイに並ぶ

ふわふわの茶髪が、シーツに擦れてる音がした

閉じたはずの瞳が濡れたままで、俺を見上げた


「ん…」


起こして、と言わんばかりに、その手をこちらに向けて差し出してくるから、仕方なくその手を取り、ベッドに座らせた


「なに、なんかあったの?」

「足りない、もっと飲む〜」

「ふざけんな」

後ろに倒れそうになる身体
その方に手を回して支えながら、近くにあった毛布を肩にかけてやる

そのビー玉のようなクリッとした瞳を覗き込むと、嬉しそうに俺を見つめてくる


「居てくれるの?」

「え…?」


だって、明日はお前オフじゃないでしょと、酔っているくせに、妙に現実的なことを言ってくるソイツに、思わず押し黙る

ねだるような瞳で、俺を上目遣いで
見上げてくる

あぁ、その瞳は反則だ

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ピンクピーチ(プロフ) - makoanjyuさん» ライブのCHUDOKUでも、Kさんがシーツごと覆いかぶさって女子たちを発狂させると、次はFさんも負けじとキス顔で色っぽく魅せる。そんなFKを見ていたら妄想炸裂致しましたwお互い、認めあっているくせに、素直になれない不器用な二人、最高です (2019年6月3日 9時) (レス) id: 27a8873f76 (このIDを非表示/違反報告)
makoanjyu(プロフ) - 新作短編ありがとうござます!お互いにお互いのコトを"CHUDOKU"と思ってるフタリ。どちらも相手から離れられない、離れたくない、その癖それを絶対相手に言わない。負けず嫌いで意地っ張りなところもFKらしくて…素敵な作品ですね♪(´ε` ) (2019年6月3日 7時) (レス) id: 0af91584b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年6月2日 16時

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