痛くしない！のお約束 8 (和) ページ46
翔Side
玄関を開けてすぐ、家の中がザワついている気配がして立ち止まった。
なんだなんだと怪しく思いながらリビングに入ると、中にいたのはAとゆいだけ。
翔「ただいま。お風呂に入ってきたの？」
「おかえりなさい。翔にぃも先に入る？」
翔「いやっ、俺はあとでいいかな。
ちゃんとすぐに髪の毛乾かすんだよ〜？」
まだ病み上がりのゆいに声をかけ、「はーい！」と元気なお返事を聞いてから部屋を出た。
靴はあったから、もう全員帰ってきているはず…
どこに行った…何かあったのか…？
雅「それは良くない。やめたほうがいい」
潤「だよな…まだ熱もあるしな…」
別にコソコソとする必要はないのに、なぜだか忍び足になってしまう。
足音を立てないよう一歩ずつゆっくりと階段をあがっていったら、のぼりきった先の廊下で二人が話をしているのが見えた。
声はかなり抑えているけど、内容はギリギリ聞き取れる。
向かい合って腕組みをして、眉をひそめるような険しい表情に、ますます不安になった。
普段家の中でこんな顔をしていることはまずないし、稀に見るとすればプロ同士、緊急のミーティングをしている時…
ということは、今も…
翔「あ…あの…」
下を向いた雅紀がうーんと唸っていたり、潤が大きな溜息をついたり…
さすがにもう我慢ができなくなって、恐る恐る声をかけた。
雅「えっ？あ、翔にぃ。おかえり」
翔「ただいま…何かヤバイこと起きた…？」
潤「いやいや、そんなに…んーまぁちょっとね」
どんな言葉が返ってくるのかとドキドキしたけど、俺を見つけたときの雅紀のいつも通りの笑顔に気が抜けてしまった。
潤の曖昧な言い方が少し気になるけど、二人とも表情も声色もすっかり元に戻っている。
智「あ、帰ってたの？おかえり」
翔「ただいま。…和？」
『和になにかあった？』
ぎゅっと短縮してしまった言葉を読み取ってくれた智にぃは、一度頷いてから俺の部屋についてきてくれた。
翔「だから飯を食わなかったのか…」
智「そうみたい。なんとかしなきゃね」
風邪を引いて、インフルになって、そんで歯も欠けたって？
どうしてこう次々と…
翔「今すぐ治すってわけにもいかないしな…
かといって何も食わないのも問題だし…」
すぐに治療をしてやりたくても、今の状態では難しい。
でもこのままじゃご飯は食べられないし食べたくないと言っているらしく…
雅紀と潤が頭を抱えていたのはこれのせいだったんだな。
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琴子(プロフ) - 大丈夫ですか？どうしたのかな？と思っていましたが、体調崩されていたとは…(>_<)辛いですね。お大事になさってくださいね(返信不要です。また、ゆっくりボードに送るのでその時にお話出来れば^^)また(^-^)/ (2018年4月5日 10時) (
レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ちささん» いえいえ、いつもこちらこそ^^さっそく読ませて頂いてます！はい！嬉しくお待ちしていますが急ぎませんのでお時間のある時にで構いません^^また〜(^-^)/ (2018年3月31日 23時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 琴子さん» 琴子さんこんばんは。いつもこちらにまでお知らせをくださってありがとうございます。ボードの方、更新が終わってからゆっくりお返事させていただきます。新しいお話、お時間がある時に読んでいただけたら嬉しいです (2018年3月31日 22時) (レス) id: 1e80dcb578 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 少しボード入れました。よろしくお願いします。 (2018年3月31日 6時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ありがとうございます！ボード拝見しました^^連絡、お返事遅くすみませんm(_ _)mお返事入れられましたら、またこちらにお知らせします。また(^-^)/ (2018年3月29日 14時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2017年12月16日 22時
