生理痛 1 (ママ) *リク ページ23
ASide
結「ままぁーー!! これ!! これぇ!!」
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「なに? あぁ、DVD見たいの?
ちょっと待ってて、今ママおてて濡れてるから。」
結「やあだぁ〜、いまがいいっ!!」
「だ〜め。もうちょっとだけ待ってて。」
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結「なぁーんーでぇー・・・もー、ままのばかぁ!!」
「こらっ!! バカはいけませんっ!!」
結「んっ・・・ふえぇ〜ん」
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智「あらあら。朝から元気だねぇ。」
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「あれ?・・・智にぃ、今日休みじゃ・・・」
智「うん。
でもまぁ、早起きすると気持ちいいしね。」
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本当は、私たちがうるさかったから、目が覚めちゃったんだろうなぁ・・・
休みの日くらい、ゆっくり寝たかっただろうに。
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それでも、文句ひとつ言わないばかりか、
“早起きは気持ちいい”だなんて両手を上に伸ばしながらニコッと笑った智にぃに、
私は心の中で“ごめんね”って謝った。
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結「うえぇ〜ん・・ぱぱぁ〜」
智「ん〜?
そんなに泣いてどうしたの?」
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結「ままがめっ!!って〜」
智「あぁ〜、ママに怒られちゃったかなぁ?」
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結心が握りしめているアニメのDVDを見た智にぃは、
“僕がやっとくから”って私に一言残して、結心をひょいっと抱き上げた。
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智「あっ、そうそう。
ママもあとで僕のお部屋においで?
そうだなぁ・・・僕が結心を幼稚園に送っていくから、そのあとくらいに。」
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「えっ・・・・・・どっ・・どうして・・・?」
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智「どうしてかって?
それはAが一番よくわかってるでしょ〜?
あっ、別に結心を泣かせたからお説教するとか、そういうのじゃないからね(笑)」
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片手で結心を抱きながら、
もう片方の手でポンポンと聴診器を操るようなジェスチャーをした智にぃは、
“ね?”って顔をすると、リビングに行ってしまった。
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ば・・・ばれてた・・・
私が調子悪かったの・・・さっきの短時間で・・・
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私は、さすがだなぁ〜と思う反面、
これから診察が待っているという事実に、ガクッと肩を落とした。
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年12月8日 20時
