推しと同居始めます。4【名前変換オリジナル】

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「ちょ、三尋くん…？」





三尋くんの肩を軽く叩いてみるものの
起きる気配はない






「…ごめんね、無理させたね」






きっとあの時…キツかったのをギリギリまで我慢してたんだろう
私が困らないために









三尋「…紫乃…ちゃん？」




「三尋くん！気分はどうかな？」



三尋「大丈夫…みんなは？」




「みんなはもう帰っちゃったよ、あとは私たちだけ」









がらんと静かになった周辺に
私は少しあの時を思い出した。


三尋くんに想いを伝えた日









「ごめんなさい、私が負けたのに…」


三尋「謝らないで、でもこれじゃあ格好つかないね」




なんておどけて笑ってくる。
君の笑顔に私は弱いのに…

今もこの距離にドキドキしているのに







「…なんで、辞めるなんて言ったの？」



三尋「…俺は自分のことばっかり考えてた」







三尋くんはきっと…三尋くんなりに辛かったのだろう
私と離れてからも、多分平然と装ってたのかな





三尋「紫乃ちゃんと再開して、正直焦った。
伊織とのキスシーンとか、マネージャーが元彼だとか…俺の事どうでも良くなるんじゃないかって思った…」



「そんな…」





三尋「でも、これじゃあやっぱりダメなんだ」






三尋くんは起き上がって私の手を取った。









三尋「俺、君を誰にも取られたくない」





「！！！」








三尋「…だから、正々堂々メンバーとも向き合うべきだと思う。俺、勢いで言っちゃって…本当に辞めたいなんて思った事ないんだよ」



「うん」







三尋くんはLoveMAXにいてくれるんだ。









三尋「覚悟してて？恋愛も仕事も…譲らないから」

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