172 ページ28
(貴女side)
今日はなんという不幸な日なのだろう
一年生が学園内を探検して少しでも早く迷子を減らすために実施した行事で、“また”問題児が勝手な行動をした！
今年はショッピ･ヴィオレとチーノ･オロンジュ…まさかの攻略対象！
他にマークしてたゾムとマリーばかり気にしてたらショッピとチーノが勝手にダンジョンに入ってたなんて誰も思わないでしょ！
チーノのあれは厄介だからなぁ…
なんて嘆いている暇はない、一刻も早くふたりを見つけ出さないとだよね
……なんてことを考えてたらすぐにふたりを見つけたよ
普通にダンジョン入ってすぐの所で捕まえましたよはい。
そこから説教をしてると、私達の横を駆け抜けていったのは見覚えのある魔物だった。
すぐに理解した、あいつは原作通りいくとマリーに襲いかかる魔物だ。
でもその後にロボロが助けるんだよね
私は隣で説教する様子を見てたシャオロンとロボロのふたりに話した。
『ロボロ、あなたは先程の魔物を追いかけなさい
頼みましたよ』
真っ直ぐに彼を見つめれば、動揺を見せながらもわかったと言ってオリジナル魔法の影を利用して、すごいスピードで魔物を追いかけて行った。
そこまでは良かったのよ
また説教を続けていると突然禍々しい気配を感じ取ってピタリと説教する口が止まった。
なんというか…感じたことの無い嫌な感じ
『(原作にはあんなのいなかった…！)
シャオロン！2人から手を離さないで！』
早くダンジョンから出てあの魔物を追いかけなければ…手遅れになる
外にはマリーや仲間がいるのよ？
私の言われた通りショッピとチーノの腕を掴んでいるシャオロンの肩に触れると、私は願った。
『(アカルン、私達をダンジョンの出口まで連れて行って！)』
視界が急に明るくなって目を閉じると、気づいた時には青空の下にいた。
一年生の二人は理解出来ていないみたいだけど、シャオロンは相変わらず凄いと言って2人から手を離した。
マ｢助けて……お姉様…っ！｣
マリーの声が聞こえた
今にも泣きそうな声で、私を呼んでた
グッと脚に力を入れて空へ飛び上がると、魔物を食らう禍々しい魔物の真上に来てそのまま急降下した。
『当たり前よ!』
大事な妹を泣かせた奴は処す！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
