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この一瞬で何が起きた？
先程まで笑っていたロボロ先輩が物凄い速さで私の横を通って吹き飛ばされたのはギリギリ脳で処理できた。
ゆっくりと視線をロボロ先輩に移せば、そこには強い衝撃に意識を失った先輩の姿があった。
マ｢ロボロ先輩!!｣
咄嗟に駆けつけて抱き上げると、呼吸を確認した。
良かった…脈もあるし呼吸もしてる。ただ急な衝撃に気を失っただけみたいだ。
でもどうして？
そんなの簡単だ
振り返った先にいるそれは先程の魔物よりも大きくて禍々しい、ロボロ先輩が押さえ込んでいた魔物を食らって己の力にしていたのだ。
逃げなきゃダメだと本能が言ってるのに動けないでいる私は哀れなのかもしれない
せめてゾムくんとロボロ先輩だけでも逃がさないと
マ｢ゾムくん…先輩を連れて逃げて…！｣
ゾ｢…断る｣
相変わらず彼の答えは変わらなかった
戦闘態勢をとって私達の前に立つゾムくんの背中を見て私はこれから起きることを予想して、一筋の涙を流した。
マ｢助けて……お姉様…っ！｣
『当たり前よ！』
ふわりと香る紅茶の匂いにハッとして見上げると、私と同じ銀色の髪の毛を靡かせていたのは、私が待ち焦がれていた人物だった。
上空を舞い踊るその人物はとても美しくて誰もが見惚れるだろう。
『よくも私の生徒達をいじめてくれたわね…成敗して差し上げますわ！』
先程まで空の上で踊っていたお姉様は突然、重力に従って落ちていく中で禍々しい魔物にかかと落としを決めた。
あまりの勢いの強さに魔物は苦しみもがき、蹴りの強さでこちらに飛んで華麗に着地するお姉様は、平然としていた。
『さてと…ジャッジといきますかね
私の後輩達をこんなにして、挙句の果てにマリーを泣かせるなんて…許せません
よってお前は重罪、お覚悟は宜しくて？』
かっこよかった
なんて強くて、優しくて、うつくしいのだろう
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
