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鼓膜が破れそうな程に大きな声を出して耳を塞いだ。
一体なんなんだと思ったのは私だけではないようで、ゾムくんも声の正体と思われる黒い影の塊を睨みつけていた。
新たな敵なのか否か…そこが分からないと今の戦況だって上手く把握出来ない。
？｢まったく…俺が追いかけるよりも絶対団長の方が速いのに、説教があるからって俺に任せるなよ〜｣
団長…？
一体誰の事を言っているのかはわからないけどこの人は私達の敵では無さそうだ。
それはグチグチと文句を言いながらも、無数の影で魔物を縛って動きを封じ込めてあっという間に魔物を片付けてしまったのだ。
段々と黒い影の塊が人の形になっていき小柄な男性の姿になると、彼はこちらを振り向いた。
｢天｣の一文字が書いてある紙の面をつけたその生徒はネクタイの色からして2年生であることはわかるのだが、それ以外の情報が一切わからない。
マ｢あの…あなたは一体？｣
？｢俺？
俺はロボ･ローズお前ら一年の1個上の学年で学園正当団に所属してるんよ。
あと身長が低いのは俺がドワーフと人間のハーフだから！ただのチビちゃうからな！｣
身長が低い高いは今はどうでもいい
でもこの人はお姉様の後輩になる…そういえば先程この方はお姉様について何か言ってたような。
マ｢あの、ローズ先輩！お姉様…じゃなくてA･アデール様は今どちらに？｣
ロ｢ロボロ先輩でええで
それとあんたのお姉ちゃんは勝手にダンジョンに入った一年生ふたりを説教してたから今は会えへんよ。
あれは相当怒ってたな…｣
お姉様に今は会えないことを知ったのと同時にロボロ先輩の怯えようからして、お姉様が怒っていることはわかった。
ロ｢とりあえず君達もはよ学生寮に戻らんとな
それにしてもシャオロンとひとらんは何処に行ってもうたんか…。魔物を抑えてるからって君達を先輩の案内無しに学生寮に戻すわけにもいかへんしな…｣
頭を抱えて悩んでいるロボロ先輩を見ながらも、仁智良先輩を待つしかないのでここで待つと言うとロボロ先輩はわかったと雑面越しに伝わるほどの笑顔を見せてきた。
ロ｢でも良かったわ〜！うちの学園内にあるダンジョンは特に不思議で何が起きるかわかったもんやあらへんから…
そうや！今度……｣
それはあまりに突然の事だった
一瞬で起きた事に脳が処理出来ずにいると、気づいた時には絶望の感情が込み上げていた。
マ｢ロボロ…先…輩……？｣
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
