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ゾムくんから怒りのオーラを感じる
私の言葉が気に入らなかったらしい
ゾ｢俺だけ逃げる…？アンタ頭イカレとんの？｣
そんなわけないでしょ…私は今自分でも驚くくらいに冷静なんだから
さっきまでゾムくんが見えなかったのはきっと彼のオリジナル魔法なのだろう
内容ははっきりとはわからないがスニーク関連の魔法
自分の存在を完璧に消せるか、それとも姿のみを消せるのかはわからないがこの場を逃げる事が出来るのはゾムくんだけだ。
マ｢貴方がさっきまで姿を消せたのはオリジナル魔法のおかけでしょ？
貴方だけでも逃げて強力な魔法士を呼んできて｣
ゾ｢断る
アンタが足止め出来るかなんて無理に決まってるやつやん｣
ゾムくんは何を言っても聞かなかった
私の隣に立って指をポキポキと鳴らすと身体中に多量の魔力を練り込んでいるのが見なくても感覚でわかる。
ゾ｢…アンタ位やから
俺がスラム出身だろうと関係なしに平等に接してくれたのはあんたら姉妹くらいや｣
胸が熱くなった
こんなことを言われたの初めてだったから
だってどこに行っても皆してお姉様と私を比べて私はお姉様の劣化版として扱ってくるから
いつも私を評価してくれる人はいないから
お姉様が嫌いという訳では無い、この世界の大人が嫌いなだけ
マ｢私は…！
ただの…劣等種です。お姉様の代わりにすらならない愚かな妹です｣
ゾ｢…で？
誰がお前を劣等種って決めたん？｣
そんなの知らないよ
誰かが勝手に私を劣等種と決めつけたから忘れてしまった。
劣等種と罵られて、家にずっと居て…過去の両親だけが私を守ってくれた。
今思えばこんなの両親が仕組んだ事なのだろう
そう考えたらイライラしてきた
マ｢…っ！
私に出来る最大のお力添えをさせていただきます！｣
ブレザーの内ポケットから取り出したお姉様から入学祝いでプレゼントしてくださった魔法の杖
今私が出来ることをやるしかないと腹を括って練り出した魔力を放出した。
ゾ｢www
やるからには本気出さなアカンやつやんw｣
背中合わせで標的を睨みつける私たちに一切の恐れも抱いていない魔物は再び私達に向かって突進してきた。
？｢ちょっと待てぇぇぇい!!｣
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
