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マ｢私は…相手の事情を汲み取ることが苦手です。少しパニックになっただけで周りがよく見えなくなります
でも…そんな馬鹿な私でもあなたの努力は分かります！
もし辛いことがあったら…必ず言ってください！
友達として…ゾムさんの隣にいたい｣
前髪の間からちらりと見えるエメラルドグリーンの瞳を丸くして、少し揺らいだようにも見える
ゾムくんは一度固く口を結んで、にぱっと笑うとこう言った
ゾ｢その堅苦しい呼び方と口調をやめたら考えてやらんことも無い！｣
無意識に彼の呼び方が初めてあった時に戻っていたらしい
私は直ぐに謝ると、別にそんなことで謝られても…と困らせてしまった。
ゾ｢そんなことよりも…あれがダンジョン？｣
指さしした方向を見ればそこは厳重に閉鎖されている大きな扉が私達の行く手を阻んでいた。
そういえば前にお姉様が言ってた
＿＿ダンジョンは何が起きるかわからない
紅茶を飲みながら頭を抱えていながらもお姉様は決してダンジョンに行ってはならないと何度も口酸っぱく言われているのを覚えてる
マ｢…！何してるのゾムくん？｣
人が姉との約束を思い出している時に何をしているかと思えば、ゾムくんは重たく大きい扉にぺたぺたと触ったりノックをしていた。
慌てて彼のやってる事をやめさせようと腕を掴んで引っ張った。
だいたい私達が勝手に行動すること自体良くないことなのにまさか許可なくダンジョンに入ろうなんて言わないよね？
ゾ｢せっかくやし入ってみようぜ！｣
マ｢ダメ！絶対ダメだよ！｣
必死に腕を掴んで動きを止めようとしているとどこからか声が聞こえてきた。
？｢おやおや？まさか他の生徒がいるとは思いませんでした！｣
知らない人の声だ
驚いてゾムくんの腕をぱっと離して振り向くと、そこに居たのは私と同じ色のネクタイを首に巻いた男子生徒だった。
1人ではなく2人で、私は片方の生徒に見覚えがあった。
マ｢あなたは昨日の…！｣
？｢…？どこかで会ったことありましたっけ？｣
首を傾げる彼が被っているのは瞳と同じ紫色のヘルメットと茶色いベルトのゴーグル
まさかこんなところで再会するなんて思わなかった。
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
