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夕方…そろそろ帰る時間になってしまった。
私や隣にいるゾムは身体中汚れてはいたけど、どこか晴れやかな気持ちなのは気の所為ではない
バディ魔法士さんも泥だらけの私たちをみて驚いていたけどそれよりも互いに分かり合えたことに喜んでいた。
ゾ｢そういえば俺…あんたの名前を聞いてない｣
寮に帰ろうとしたその時ゾムは私にそう言った
あ…確かに彼の名前は聞いたけどこちらからは教えてなかったな
こんな汚れた姿で自己紹介するのは恥ずかしいけど、どうせ彼がうちの学園に入学してきたらちゃんと挨拶するだろうし、今は名前だけ教えるか。
『では自己紹介をしましょうか
私の名前はA･アデールと申します』
動きやすい格好を目指したツナギを軽くつまんで令嬢らしく挨拶をすると魔法士さんは驚いていた。
｢君…まさか令嬢なのかい！？
ただの平民の娘かと…｣
『ボランティア活動に参加するにおいて令嬢は参加してはいけないというルールはございません
それに私はただボランティアをするためだけに参加した訳ではありませんので』
ニヤリと笑ってゾムに近づくと、作業用軍手を外して懐からあるものを取り出した。
『これは推薦状
私があなたを選んだのではない…学園があなたを選んだのです』
ゾ｢これ…は…？｣
戸惑いながらも宛名のない真っ白な便箋を両手で受け取ったゾム
その瞬間、彼の僅かな魔力が便箋に吸収されて文字が浮かび上がった
これで推薦状は彼のものになり、彼は正式に学園に入学できる資格を得たのだ
突然宛名の欄に自分の名前が浮かび上がりさらにパニックになった彼を落ち着かせるために、初めから説明することにした。
『突然ごめんなさい
それは国立魔法士育成学園に入学するために必要な招待状なの』
ゾ｢魔法士育成学園って…えぇ!?
あのごっつでっかい学園か!?｣
なんと…知っていたのか
と思ったけどこの国で暮らす人達なら例え貧困層でも知ってて当然らしい
彼は嬉しそうに笑うが段々と悲しげな表情に変わってしまった
彼が心配していることは何となく予想できる
ゾ｢俺…これを受け取ること出来ひんわ…｣
『……金銭面の問題かしら？』
確認のために聞けば、彼は俯いたまま頷いた。
なるほどね…だねども貧しい家庭から金を巻き上げるほど国は鬼畜では無いことは知って欲しい
『あのねゾム君…』
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ギオ - あのー、、はい、神ですか？？？好きです。はい。プリ○ュアとはなんぞやと見初めましたが読ませていただくと、あっ、、ふーん？神じゃん。という気持ちに刈られました。どうしてくれるんですか←。キャラ達のストーリーとか神ですか？？？ (2022年11月6日 22時) (
レス) @page50 id: 6022af29ca (このIDを非表示/違反報告)
鈴@suzu(プロフ) - 今日読み始めたんですがどっぷりハマりました！！応援してます、更新頑張って下さい！！！ (2021年5月3日 20時) (レス) id: 88b4bdfcb5 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter(プロフ) - えっ神じゃん(便乗) 更新待ってます！ (2021年4月21日 21時) (レス) id: 89c438f032 (このIDを非表示/違反報告)
momo - えっ神じゃん (2021年2月6日 21時) (レス) id: 23dfee1259 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 神じゃん (2021年2月6日 21時) (レス) id: 23dfee1259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年1月15日 16時
