どうも、ポケモン博士です。3 (ページ24)

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123話ページ24

キョダイマックスしたジュラルドンに対してこちらはまだ何もしてないリザードン

少しだけ様子をみるとしようか

「吹けよ風、呼べよ砂嵐！

ジュラルドン、ダイロック！」

そう来たか…これは回避だな

『大きく旋回するんだ！当たったらひとたまりもないぞ！』

〈わかってる！〉

こう言う時にコミュニケーションが取れるのは大きいな

大きく旋回してダイロックの攻撃範囲外まで全速力で逃げると大きな岩の壁が倒れて一気に視界が悪くなった。

派手にやってくれるわね…でもそれ嫌いじゃない。

『砂ダメージ…厄介ね。』

すなあらしの奥にいるキバナの青い瞳は獣のように光り、今にも首元に噛みつかれてしまいそうなゾクゾクする。

これだよね

『やっぱり堪らない…！もっとやろう！

体の奥底から沸いて止まらない熱い血潮を！もっと熱くしましょうよ！』

「やっぱあんた最高だよ！

ジュラルドン、キョダイゲンスイ！」

今度はキョダイジュラルドンの専用技のキョダイゲンスイ

全速力で攻撃から逃げようと一向に距離は離れず近づくばかり。

悲痛な叫びをあげながら攻撃を受けたリザードンはどうにか体制を整えようと不時着の形で地面に足を踏み込んだ。

乱れた息を吐き出して一瞬で状況を整理しろ。

すなあらしはまだ続く、リザードンはまた動ける。でも砂ダメージは痛い

なら全部変えてしまおう

『リザードン』

私の声に反応するようにちらりと後ろを向くリザードンは流し目がとっても綺麗

私、あなたが好き

強くて優しくて美しいあなたが、その全てが大好きなの。

もっと熱くなりたいって天高く吠えるあなたに答える為にも、私達一人と一体でやってやりましょう。

『相手はキョダイマックス、ならこちらもそれ相応の力で応えないと。

熱く燃えるその炎、更に燃やして辺りを灰にしろ。

リザードン、メガシンカ！』

左手に着けるメガブレスに触れたら心の底から願うの

共に強くなろうって

そしたらリザードンも応えてリザードナイトに秘められた力を解放させるの。

太陽のようなオレンジ色の体

従来の羽よりも長く最も効率の良い面積の薄い皮膜は所々燃えた跡がある。

太く平たくなった両腕に生える小さな羽もしっかり機能することを確認するとまた空高く大きく吠える。

その遠吠えは力強く一瞬にしてすなあらしを晴らして強い日差しを呼び出してしまうほど。

『さぁ、逆転劇のはじまりよ。』