どうも、ポケモン博士です。3 (ページ23)

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122話ページ23

広いフィールドを貸し切ってたった一人のトレーナーとその仲間達の為に私も協力を惜しまない。

『普通のポケモンバトルでいいのかしら？それとも軽い運動程度？』

「何言ってんだよ。もちろん本気のバトル！

当日はダンデとやるんだぜ？より近い状況でバトルしたい！」

トカゲ坊っちゃまの仰せのままに

ニヤリと笑ってモンスターボールを前に突き出すとキバナも笑い返して本気の目を見せてきた。

こちらまで心からワクワクするバトルというのは滅多にない

『ならばこの子でいこうかしら…！』

私が繰り出す手札の一枚はリザードン、最も美しいリザードンなの

それは誰もが息を呑む、そしてため息が出るの

「こんなに美しいリザードンをお目にかかれるとは奇跡だな…！

でも負けてらんねぇよ！」

キバナの繰り出したポケモンはジュラルドン

そりゃあ出すよね、だって彼の相棒であり切り札なんだから。

お互いギラギラと目を光らせて勝利の道を考察していくの

「バトル…開始！」

審判はナックルジムに所属するジムトレーナー

合図と同時に私たちは相棒に指示を出した。

「ジュラルドン、メタルクロー！」

『エアスラッシュで迎え撃て！』

はがね･ドラゴンのジュラルドンに対抗するはほのお･ひこうタイプのリザードン

お互いにタイプ一致の物理技だからどこまで通るか分からないけど、お互いに強い衝撃を受けて後退した。

『隙は与えない、かえんほうしゃ！』

「舐めるな…！ストーンエッジで壁を作れ！」

即座にかえんほうしゃを指示したけど次々と生え出てくるストーンエッジに防がれてしまった。

やっぱり一筋縄ではいかないよね

かえんほうしゃの熱がこちらまで来て、熱風がフードを飛ばして視界がクリアになった。

「もっともっと熱い勝負が欲しいよなぁ？

本気でいこうぜジュラルドン！」

そのノリはもうこちらも本気を出さざるを得ないのよ。

キバナは一度、ジュラルドンをボールに戻してその力を発動させた。

巨大化するボールはまるで中のジュラルドンを大きくさせるため以外に考えられない。

やっぱりやるよね、キョダイマックス

あれ？もしかして私ピンチ？