【DQB2】笑わないビルダー5 (ページ10)

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ミナデイン砲を撃つための塔は3つ

1つ目は力のオーブの力を溜め込むための塔

2つ目は魔力のオーブの力を溜め込むための塔

そして3つ目は勇気のオーブの力を溜めて3つの力を1つにして撃つための主塔だ。

今は砲門を設計して建材の数を確認しているところだ

ア｢前々から思ってはいたがビルダーというのはすごいな…あっという間に設計図を書いて皆を動かす力があるのだから｣

作業中、何度も自分に出来ることはないかと仕事を求めてきたアネッサ

不意にそんなことを言ってきたからピタリと手を止めてしまった。

『やだな〜！

もし私に人を動かす力があったらシドーと喧嘩なんてしてないよ！』

ヘラヘラと笑ってアネッサの肩を叩くと、彼女は悲しげな表情になった。

なぜ今になってそんな顔をするのか…彼女にとってビルダーは信念を作った存在なのだろう？

『…どうしたの？』

ア｢いや…その……すまない｣

何かあったのかと聞けばなんでもないと言ってアネッサは砲門の建設を進めた。

この島の総督アトラスは待ってはくれない…だから建設を急がなければ

今日もハンマーを背負って頑張るんだ

頑張るのは良いのだが…

どうしてこんなにハンマーが重く感じるのだろうか？

『重い…いや、頑張れ私！』