【DQB2】笑わないビルダー5 (ページ40)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:10,484 hit

240 ページ40

リズとペロに指示を出しながら料理をすること一時間

部屋に充満していた匂いは外に漏れ出て、島の皆がヨダレを垂らして腹の虫を鳴かせた。

『これで一通りは完成…。そしたらこれを並べて皆でパーティーにする？』

ちょっとした提案のつもりなのだが、リズヤスペロどころか勢いよく扉を開けて島民がそれに大声で賛成した。

皆が緑の開拓地にあるレストランに集まって急いで会場作りをすると、そこに料理を並べた。

飲み物はルビーラやバブル麦汁の他にもコーヒーやチャキーラや野菜ジュースがある。

何よりも私が楽しみにしているのはこの甘酒である。

人によっては好き嫌いが別れるけど、私は好きだ。

別に甘酒で酔うことは無いし健康ドリンクとして毎日飲みたいやつである。

おっと…そろそろ宴会が始まるぞ

乾杯の音頭をとるのは自称皆のリーダーことドルトンさん

ド｢今日はAが新たな料理と文化を持ち帰ってきたとても良い日である！

これからのからっぽ島の繁栄を願って乾杯！｣

皆して浮かれて飲み物を一気に飲み干した。

私やリズは端っこで色んな料理を少量とっては味を楽しんでいた。

『美味い…リズは米を炊くコツは掴めた？』

リ｢えぇもちろん！最初は何言ってるのか全然わからなかったけど、今は完璧に炊飯法を言えるわよ！｣

野菜ジュースを飲んで胸を張るリズは美味しそうにダンゴを頬張ってる。

皆各々が好きな物をとって美味しそうに食べてた。

その瞬間がたまらなく嬉しい

シドーも普段はご飯をそんなに食べないけど、今日はいつもよりも多めに食べてると思う。

あぁ…いいなぁ

こんな日が続くと良いのだけど…。