【DQB2】笑わないビルダー5 (ページ38)

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次の日、ヤス船長から連絡が来た。

ワビサビ島に行けるようになったとのことで、私は朝早くにそれを聞いて飛び起きた。

素早く準備をしてシドーと一緒に船着き場に向かえば、色んな人に気をつけて行ってこいよと言われた。

波に揺られて数日後、ようやくたどり着いたその島を見るだけで私はワクワクした。

松に竹に稲に蕎麦の実…純和風だ。

全てが初めて見るものだけど、懐かしいもので私は感動してしまった。

今まで以上にワクワクする激しい感情にシドーは驚いていた

シ｢お前…今までで一番嬉しそうだな。｣

『うん…新たな芸術と生活様式を島に取り入れて風情を感じる何かを作りたくてうずうずしてる。』

風情という概念がこの世界にあるかどうかは分からないけど、きっと皆新しいと言って受け入れてくれるだろう。

そこから私達はワビサビ島で資源を採れるだけ採って行った。

途中、ベビーパンサーと戦って仲間にしたりして背中に乗せてもらったり色々と楽しかった。

『シドー…あの手紙にあったレシピには料理のレシピもあった。

帰ったら実践するから覚悟しておいて』

シ｢そんなに量があるのかよ…なら島の住民集めてパーティーした方がいいんじゃないか？｣

確かにそうだな

今回はちゃんとヤス船長も呼んで皆でパーティーをしよう。

とりあえずルルを何処かで隔離してその隙に料理を沢山作ろうか。

それとも先に料理だけ作ってその後にパーティーをしようと言うか。

緑の開拓地が少しスペース空いてるしそこに和式の家を建ててみるか。

無意識にスキップする足取りで帰り道を辿ると、からっぽ島に到着するまでヤス船長に延々と和風パックで追加されたレシピやら仕様を語っていた。

ヤ｢(今日のAさん…すごい元気でヤス)｣