その134 ページ38
まさか一年生以外の保健委員全員が落とし穴…いや蛸壺に落ちるとは思わなかった。
おかげで昆奈門さんを追いかけることも不可能
『それにしても…なぜ堂の前に蛸壺を?
先に言って欲しかったですよ…綾部喜八郎くん』
喜「すみませーん」
棒読みで感情が一切わからん…
だから文次郎くんに怒られて拳骨をくらうんだよ
『それにしても保健委員3人が自滅により最初の患者って…
いくらなんでも不運すぎますよ』
朱「私…全然役に立ってない」
完全にショックを受けてるあーちゃんの頭を撫でてもう寝なさいと言うと彼女は私の膝の上で眠ってしまった。
文「まったく…Aのひざで寝るなんてな
明日は首が寝違えてるに違いない」
足を引っ張らないようにしてもらいたいものだと言ってくる文次郎くんを私は拳骨を落とした。
『あーちゃんが足を引っ張るわけないだろ…
彼女の医学に関する知識は私よりも優れてる
私なんて足元にも及ばない程だよ』
なんて言いながら怪我人の手当をしてあーちゃんをお姫様抱っこすると寝床に優しく置いた。
『あーちゃんは私が守る…そして私になにかあったら文次郎、お前に頼むかもな』
そして私は堂を出ていった
きっと…私は一生背負い続けなければいけないなにかを背負わないといけないかもしれない
もしかしたらそんなことないかもしれない
でも、明日はどうなるかわからないんだ
だから気を引き締めないとな。
ただの気まぐれで見回りをしていると、誰かがこちらにやってくる気配がした。
『この気配は…!
おかえり仙蔵』
仙「…ただいま戻った」
すると仙蔵はすぐに先生方に報告をしに行くために行ってしまった。
喜三太くんは無事救出完了、そしてそのまま夏休みの宿題を終わらせるみたいだ。
さて…空が少しづつ明るくなってきた
新しい時代の幕開け…という訳では無いけど
戦いの幕開けとなる…!
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抹茶って美味しよね(プロフ) - 初めから最後まで見ました!少しハラハラする所もあってとても面白かったです!最新頑張ってください!! (2020年8月23日 17時) (レス) id: d34543fc69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年8月19日 8時