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お客さんが47人 ページ49

天女が食堂を出ていくと朝食を済ませた上級生達もそれについて行くように出ていった。


「先輩…ありがとうございます!」


ようやく食べれることに喜び私にお礼を言ってきた一年生は食堂に入るとすぐに席に座り合掌していた。

そうだ…子供はあれくらい元気なのが1番だ


「あの…Aさん!」


誰かに呼ばれて振り向けばそこに居たのは私が忍術学園に潜入して天女を倒すことを知っている数少ない協力者の喜三太くんだった。


「おや喜三太くん…早く朝ごはんを食べないと時間が無くなってしまうよ?」

「先程はありがとうございました!

その…Aさんと一緒に朝ごはんを食べたくて…。」


なんだこの天使は

あまりにも可愛すぎて震えが止まらないじゃないか

もちろん私は彼の誘いをOKして朝食を共にした。







「おっ…?篠原A先輩!」


食堂を出て教室に向かう途中、また誰かに呼ばれて振り向けばそこに居たのはうどん頭……ではなく五年い組の尾浜勘右衛門くん

そして隣にいるのは確か豆腐小僧という異名を持つ「久々知兵助」くんか

とりあえず知らないふりをしておこう


「えっと勘右衛門くんはわかるんだけど…

隣にいる君は?」


挨拶代わりに頭を撫でると照れながらも大人しくする2人


……………なるほどね


「勘右衛門と同じ五年い組の久々知兵助です…」


なるほど…ただの天使か

あまりにも可愛いから無言で2人の頭を撫でていた。

さすがに長すぎたようで撫でる手を止めてくれと言われて離すとしっかりと自己紹介をすることにした。


「私は先日この忍術学園に編入してきた六年は組の篠原Aだ。

言っておくが、私は男だ!」


胸を張り自信に満ちた様子を見せると2人は軽く引きながらも授業頑張ってくれと言って自分の教室に向かっていった。




……その前にだ




「久々知兵助くん…だっけか

君、どうして身体が少し濡れてるの?」


私の目を誤魔化すなんて100年どころか1000年早い

それにさっき彼の頭を撫でていた時右目が疼いていたんだ。

あの時見たのは


天女のこと

妖怪の器にされてから水が必要なこと

しかも水に触れた場所から自分の姿が変わっていること

恐怖を感じだ

だけどこの力があれば天女様を守れるという純粋な心


泣けてくるよ

いや、それよりもだ


「君が河童の水(すい)の器だったのね……

ちょっと私と一緒に来てもらいたい所があるの」

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夏の雪うさぎ - とっても面白いです!! 続編、楽しみにしてます! (2020年7月13日 3時) (レス) id: 70e268b279 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - またたびはまたさん» はーい!待ってます!がんばって下さいね!はまたさん! (2020年7月12日 16時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - printemps(プランタン)さん» 現在制作中で公開できないので下書き中となっているので本編は読めなくなっていますもうしばらくお待ちください! (2020年7月12日 16時) (レス) id: eb0b1c1007 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 下書き?? (2020年7月12日 15時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - うお続編!忍たまだあ!!おめでとうございます^^ (2020年6月24日 18時) (レス) id: 732326779f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年6月23日 22時

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