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「はーい…じゃあ君の名前を教えてくれないかな?」

「…………。」


頑固だな…こうやって名前聞くの何回目だと思ってんだよ

確か7回目だぞ?

ならもう名前は聞かないでおくよ…とりあえず見た目から判断してあだ名を勝手につけさせてもらうよ


「じゃあ聞くけどさ…そのー…うどん頭くん?」

「尾浜勘右衛門だ!」

「言うのかよ!?」


まあこの世界のキャラクターの名前は頭に入ってるから君のことは知ってたけど…

まさかこんなにあっさり言うとは…じゃあなんでさっきまでクソ頑固な意志を貫いてたんだよ!?

わからなくなってくる


「じゃあ聞くけどさ…尾浜勘右衛門くん

君はどうして今朝から私を監視してたんだ?

しかも今朝は私に向かって手裏剣を投げてきたし…」


いや、今朝からではない

私が初めてあの女と遭遇した時からいたな

何故そこまで私に対して嫉妬のような視線を送ってくるんだ?


「……っ………だよ」


ん?なんだ聞こえないぞ?

耳を彼の口元に近づけて聞こえやすいようにするといきなりギリッと歯を食いしばる音が聞こえたと思ったその時だった。



「お前が天女様に気に入られたからだよっ!!」



バカでかい声が耳にダイレクトアタックされて耳鳴りが酷い

あまりにも勢いがすごくて後ろに転がると勘右衛門くんは私の胸ぐらを掴んで睨みつけてきた。


「お前が現れてから天女様は俺達を見ることすら無くなった…!

お前が現れてから頭の中から声が聞こえてくるようになってきた!

なんなんだよ…“主様”って誰なんだよ…!」


なるほど…彼は今混乱してるのか

きっと彼も妖怪の器にされた被害者なんだ

そして私には誰が中に入っているかわかる



「今まで大変だったな…勘右衛門くん


そして“幸”


私の元に帰って来い…!」


いつの間にか緩んだ彼の手から離れると左手でがっしりと肩を掴み右手には気を纏った。

それを彼の体の中に入れ心臓部を目指すと、勘右衛門くんは苦しみに喘いでいた。

涙を零し息が出ないのか…早く取り出さないと


「よっ…と

はいお疲れ様」


難なく彼ら妖怪の本体でもある水晶球を取り出すとそれを床の上に置いて優しく撫でた。

それにしても、勘右衛門くんは大丈夫なのだろうか

心配になり水晶球から視線をずらすと肩で息をする彼を見た

すると水晶球は姿を変えていきなり私に抱きついてきたのだ

なんだと思い見ればそこには泣きながら私を呼ぶ小さな少女がいたのだ。

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夏の雪うさぎ - とっても面白いです!! 続編、楽しみにしてます! (2020年7月13日 3時) (レス) id: 70e268b279 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - またたびはまたさん» はーい!待ってます!がんばって下さいね!はまたさん! (2020年7月12日 16時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - printemps(プランタン)さん» 現在制作中で公開できないので下書き中となっているので本編は読めなくなっていますもうしばらくお待ちください! (2020年7月12日 16時) (レス) id: eb0b1c1007 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 下書き?? (2020年7月12日 15時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - うお続編!忍たまだあ!!おめでとうございます^^ (2020年6月24日 18時) (レス) id: 732326779f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年6月23日 22時

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