森でカフェをやってる私は神です (ページ26)

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本当にタイミングの悪い野郎だ

まさか今1番会いたくない悪魔にあってしまうなんて…

三白眼にウェーブのかかった黒い髪の毛をしっかりと決めて悪魔の角と尻尾と羽が生えてる

まさに典型的な悪魔の姿だ

〈ククク…弱ってるやつがいればそこに現れるのが俺さ〉

本当にいい性格をしてるよお前

だけどなぜだろう

いるのは悪魔だけでそのそばにいると思われた天女はいない

どういうことだ？

｢あの時も思ったが、なんであんな悪女と手を組んでるんだ？

そしてその悪女は今どこにいる？｣

違和感しかないと言えば彼はケラケラと笑い私の頭に手を乗せてきた。

〈そんなの簡単だ…ただの俺の気まぐれさ‪w

あの女なんて知らねぇ

どうせどこかへ出掛けてるんだろうよ…

今はそれよりも…だ〉

私の頬を撫でながらそう言うと急に私の右目に尋常じゃないりょうの映像が流れてきた

あまりの多さに頭が痛くなったがその分真実も全部わかったのでそれなりの対価というわけか

おかげで右目の疼きはなくなってすっかり気分もよくなった。

｢お前に助けられるとはな…一応礼は言っておく

ありがとうな｣

意識はしてなかったがいつも妖怪達にするように微笑みお礼を言うと悪魔はフリーズしてそのままの体勢で影の中に入っていった。

一体なんだったんだ？

とりあえずさっき得た情報を整理するとしよう

私が得たのはこの忍術学園の生徒や先生の情報

それとあの天女についての情報も手に入れた。

それも全部あの悪魔の頭の中から手に入れたものだ

あいつは一体なんのつもりなのか……

｢(しまった…何も言わずに保健室を出ていったから心配してるかも)｣

これは早く戻らないと怒られちゃうな

慌ててその場から立ち上がり保健室に向かって走って行った。

それが一体どういうことだろうか

｢(なぜ…落とし穴にはまってしまったのだ…)｣