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(貴方side)

気絶した留三郎くんとナメクジさんの命を守れて喜ぶ喜三太くんを抱えて走ること数十分

やっと茶屋に戻ってきた


「留三郎先輩!!」


2人を降ろすなり喜三太くんは留三郎くんに走って近づいて彼の無事を確認しようとしてた。

喜三太くんもそうだが他の1年生達だって高学年の先輩達に酷い目に合わされたはずだ

なのにこうやって先輩を心配するあたり

喜三太くんは優しい子なのだな

私は優しく彼の頭を撫でると


「大丈夫よ…黒須と留三郎くんどっちも助けるから!」


と言って喜三太くんに泉から桶いっぱいに水を汲んでくるように頼んだ。

彼が茶屋を出て行ったことを確認すると私は横になって眠ってる留三郎くんを見た。

彼の名前は食満留三郎

喜三太くんから得た情報はそれだけ

黒須の力が彼の体に馴染んだということはそれなりのスピードとパワーを持ってるのだろうな

いやそんなことを思ってる場合ではない

今こそ神としての力を発揮する時だ


方法は簡単


彼ら人間の心臓部分にある黒須の本体であり力の源でもある水晶球を取り出すだけだ。

右手に気を纏いそれを彼の胸に当てるとまるで水の中に手が沈むように簡単に内部に侵入出来てそのまま心臓部をめざした。

手に触れたツルツルとした玉のようななにかを掴むと慎重にそれを引っ張り出す


「……よし取れた

調子はどう?






黒須(くろす)」


無事に取り出された水晶球を何も無い場所に置くと、それは光出して少しずつ形を変えていった。


「フゥ…ありがとうございます主様

おかげで助かりました!」


烏天狗の仮面をつけたままにっこりと笑う黒須は感謝の礼をしていた。

とりあえずその辺の椅子に座ってなと言って顔を留三郎くんに向けた。


脈も正常

顔色は少し良くなったか?


あの妖怪の本体を取り出す時はかなり体力を使う

私も妖怪もそして器である人間も……


「Aさん!桶に水を入れてきまし……た…

だっ…誰ですか!?」


おっ…丁度喜三太くんが水汲みから帰ってきたみたいだ

まずは、畳席で横になってる留三郎くんの汗を拭き取ってから布団に寝かせて

起きたらなにか食事も与えないと

「よっと…とりあえず布団のある部屋に運ぶか……

ん?

この忍装束、翼を生やしていた背中部分がズタボロになってる

直しておくか」


やることは沢山ある

とりあえずあの子呼んでおくか


「喜三太くん、水汲みを頼んでおいてなんだけどさ……」

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夏の雪うさぎ - とっても面白いです!! 続編、楽しみにしてます! (2020年7月13日 3時) (レス) id: 70e268b279 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - またたびはまたさん» はーい!待ってます!がんばって下さいね!はまたさん! (2020年7月12日 16時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - printemps(プランタン)さん» 現在制作中で公開できないので下書き中となっているので本編は読めなくなっていますもうしばらくお待ちください! (2020年7月12日 16時) (レス) id: eb0b1c1007 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 下書き?? (2020年7月12日 15時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - うお続編!忍たまだあ!!おめでとうございます^^ (2020年6月24日 18時) (レス) id: 732326779f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年6月23日 22時

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