[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語Ⅲ (ページ8)

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百八話ページ8

シンジュ団、コンゴウ団、ギンガ団

3つの組織が集まって話すのは今後について

デンボク団長は少年テルが鎮めたキングとクイーンについて振り返っていた。

ヒスイの各地でキング達が荒ぶり出した時は、ポケモンバトルに慣れない者たちで鎮めるなんで無理難題だったから、言うのもあれだけどテルが来てくれて助かった。

「残るキングは純白の凍土にいるクレベース

カイによれば最大級のキングということだな」

確かに何度か調査の為にクレベースの様子を見に行ったけど、あれはただデカいだけでは説明出来ないぞ。

クレベースを思い出してどうしたものかと考えていたら、デンボク団長は突然こんなことを言い出した。

「最後のキング、クレベースを鎮めよ！」

まだ荒ぶってすらないのにどうやって？

私は抗議する事にした

『お待ちください団長、クレベースが荒ぶってる情報などこちらに届いていません。』

「口答えするなA

最後のキングを鎮めた時、時空の裂け目に何か変化が起きるやもしれぬ。」

それが悪い方向にいったらどうするんだよ…そう言いかけてキュッと口を結んだ。

確かにキングを鎮めて良い方向にいけば3つの団の絆が強く固く結ばれるかもしれない。

でも、私だけはそうならない気がしてきた。

深く息を吸ってただ俯き、余計な想定をしてしまいましたと言った。

本部を出てもまだ私の顔色が優れない事に気づいたのだろう、2人の団長は私に大丈夫かと聞いてきた。

「やはり早朝に君の家に押しかけたのがいけなかったか？」

『いいえそんなことは…！

ただ、いくらキングを鎮めた所でテルを疑う方は沢山居ます。

村人も

私の父、デンボク団長も』

その時だけは、右目がズキズキと痛んだ