捌拾壱の目 ページ31
さすがにバレてしまったか
普通の鬼殺隊士と違う特殊な戦い方、そして引き抜いた刀に刻まれた悪鬼滅殺の四文字
これを見て柱じゃないと認識するお馬鹿はいない、まして鬼がそれを認識してないのはやばいだろうし。
『…仮に柱だとして、何をするおつもりで？』
｢叶うことなら危害は加えたくありません。
柱にお願いするには無謀かとは思いますが、今回の事は目をつぶって欲しいのです。｣
まあそうなるよな
でも俺の考えは変わらない、よって目の前の鬼の始末はしない。
だって今後にとても大きな力となるから
『初めから貴女方の頸を斬るつもりはありません。
全ては鬼舞辻無惨の討伐の為に鬼すらも利用するのが僕のやり方なので』
にっこりと笑って堂々とあなた達を利用します宣言に後ろの愈史郎のこめかみには血管が浮かびあがっていた。
｢…ひとまずは貴方が敵では無いと知り安心しました。
見たところ炭治郎さんに正体は明かしていないようですが一体何故なのですか…？｣
今は炭治郎もいないし説明すべきだろうな
簡潔に、そして要点はしっかりと抑えて事情を説明すると2人は納得してくれた。
後は今後についても話すべきだな
『普段は炭治郎と連絡をすべきです、例えば禰豆子さんの血について変化が起きた時など…
僕に何か協力出来ることがあればご連絡をお願いします。』
その考える素振りからして強い鬼の血を採ってきてとか言われそうだな…俺こんな見た目だけど柱だし
だから期待はしないで欲しいと言った
例え柱だとしても所詮は人間、いつ死ぬかおかしくは無いのだから。
｢私達は貴方と炭治郎さんが頼りになりますから…どうか無事に生きてまた会える事を祈ります。｣
俺はその言葉に何も返すことなく背を向けた
ならば左手に着けた形見に誓おう
『次に約束するその日まで俺は仲間を守り、己を守ります。』
かませ犬どころか死亡確定キャラに成り代わった俺が言える台詞ではないと思うが、運命に抗いたいイレギュラーなのでがむしゃらに生きるしかない。
さよなら善良な鬼達、またあえる日まで
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロヌコ(プロフ) - サイステ先輩が推しになりそうというか推しましたありがとうございます (2022年12月2日 16時) (
レス) @page47 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
何でもないひとだよぉ(プロフ) - なんか面白そうなタイトルじゃんと思ってみたらなんなんですか…くそおもろいじゃないですか！応援してます。更新これからも頑張ってください！！！！ (2022年11月16日 21時) (レス) @page44 id: 9cea2e06fa (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 読む前「何か面白いタイトルやー」読んだあと「は？面白すぎんだろ。、、天才か？」サイコロステーキ先輩だって事忘れる面白さ。これからも頑張ってくだせい！！ (2022年10月9日 19時) (レス) id: da08d8ca50 (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - 成り代わりが読みたくて探していたらまさかのサイステ先輩の成り代わりに驚き、読み始めたら面白くて止まらず、ここまで読んでしまいました…控えめに言って神…続き楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page18 id: 654a1bab90 (このIDを非表示/違反報告)
ロックマ - この作品最高です!!これからもがんばってください!!!!! (2022年7月13日 23時) (レス) @page2 id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：またたびはまた | 作成日時：2022年7月12日 20時
