[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ10)

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十話ページ10

急に現れたコンゴウ団の長にビビっていると悪いと言って手を差し伸べてきた。

何この人イケメン…

『あなたは確かコンゴウ団の長…ですよね？

どうしてここに？』

｢シマボシ殿に俺と歳の近い隊員がいるって聞いてな。

その人から集落の外にいるって聞いて慌てて追いかけて来た。｣

なるほど…いくらポケモンとの関係が良いコンゴウ団の皆様と言えどまだポケモンは怖い生き物だもんね。

それなのに仮にも女の子の私が一人で出て行ったわけだから心配にもなるか。

『ご迷惑をおかけしたみたいですね…申し訳ありません。』

｢そこまで丁寧にならなくてもいいぜ

俺はセキ、好きに呼んでくれ｣

じゃあセキさんと呼びます

自己紹介されたのなら私も名乗らないとな

『私はギンガ団調査隊に所属しているAです。

デンボク団長から与えられた任務遂行の為にポケモンの調査に勤しんでいます。』

その説明にセキさんは興味を持ったようで、差し支えなければ任務の内容を聞きたいと言ってきた。

『任務と言っても大したことではありません。

モンスターボールを完成させることが私に与えられた任務です。』

そう言ってピチューの入ったボールを取り出すとピチューを中に入れた。

その仕組みにセキさんは驚いていたけど、仕組みを説明したら少し首を傾げながらも納得していた。

とりあえず少し改良したモンスターボールを使って実験することにした。