[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ6)

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六話ページ6

しかしまあ…ね？

今回の調査でわかったことがいくつかあるぞ

ひとつ、ここは原作スタートの2年前だということ。原作でもコトブキ村は出来て2年しか経ってないって言ってたしね。

ふたつ、私は普通の人間とは違うみたい…というのも転生特典か知らんがポケモンに触れた時だけ言葉を理解することができる。

みっつ、私の右目はただ色が違うだけではなかった。

『じいちゃん…もしかして今お腹が空いてるの？』

｢なぜわかるのだ…｣

人の感情が色によってわかるのだ。

あとはなんかその人の周りに妙な形の結晶がふわふわ浮かんでる。

まあでもオッドアイを知っているじいちゃんの前でしかこの実験はやってないから確証はないけど。

右目を隠すために前髪を伸ばしたけど瞼以外に視界を遮る方法は無いみたい。

あとは環境の変化もあったよ

〈A、腹が減った。〉

『えっと…きのみ何処だっけ』

肩に乗ってる黄色いコイツは意外と口の悪い奴だった。

性別オスだしなかなかのクソガキか

台所からきのみを持ち出してピチューにあげると、自分も小腹を満たすためにきのみを食べた。

『急に話してこないで…人前だと肝が冷えるから。』

〈良いだろ別に…あーでも人間って自分と違うことを怖がるんだよな。めんどくさい奴ら〉

そうだよ、人間はめんどくさいよ

でもそんなめんどくさい人間に懐いているのはどこのどいつだ？

指についたきのみの汁を舐めとって立ち上がるとピチューは私の肩によじ登ってきた。

『私は調査隊の一員なんだから仕事のサポートしなさいよ。

働かざる者食うべからず、飯が欲しいなら働け。』

〈ハイハイ…〉

ほんとにコイツ生意気だな

本当ならモンスターボールに入れたいけど、この時間軸ではまだモンスターボールが開発されてないみたい。

ピチューをボールに入れたら緊急時に役立つ時は結構あると思うんだ。

『ふむ…作るか、モンスターボール』

本当ならポケモンを大学教授がモンスターボールを作るという歴史があるのだがその辺の時間軸がよくわからないのよね。

一応噂の教授についての記述がある本を見つけたからな…本を頼りに作ったって嘘つけばいっか。

『行きますよピチュー…モンスターボールを作るためにぼんぐりとたまいし探しをするわよ。』

〈モンスターボールって前に言ってた僕達を運ぶ道具？

僕みたいな小さいポケモンにいるのそれ？〉

それ言ったら本末転倒だから黙ってろ