[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ27)

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二十七話ページ27

先日カイさんと一緒にやって来たノボリさんの存在にクソデカ感情が心の中で荒ぶっていた。

それにしてもノボリさんか…そろそろあの子がやってきてもおかしくはないはずなんだけど。

いやでもその前に起こる事があと2つある

ラベン博士がコトブキ村に移住して来るのとテンガン山の上空に異界の裂け目が現れるのだ。

そこら辺は後々わかるかもしれないから待つだけと言ったところか。

私にあんな大きな事件は解決できない。

だからこそやるべきことは決まってる

主人公がこの世界にやってくるまで準備をしておくんだよ

『ショウさん…もう少しここを削らないとぼんぐりが入らない。』

｢わわっ…すみません｣

少しヤスリをかけて渡してあげるとぼんぐりがすっぽり綺麗に入って気持ちがいい。

今日はショウと一緒にモンスターボールの作り方講座をしているのだが、一生懸命作る様子がまた可愛い。

｢Aさんはどうして私をショウさんと呼ぶのですか？｣

『えっ？そうですね…私は基本的にこんな感じですから。』

皆を呼び捨てにするのは罰当たりな気がするんだよね。

だから皆のことを敬った言い方をしているけど、ショウからしたらそれが気に入らないみたいだ。

｢私のことはショウとお呼び下さい！｣

『ショウさん！』

｢違います〜！｣

そうだね…気が向いたらあなたの呼び方を変えてみるよ

それまではちょっとばかし我慢していてね

『手が止まってますよ、ショウ』

｢…！

ずるいですよ先輩…｣

なんのことやらさっぱり分からないなー